もち麦肉だんごとにら納豆汁【胆汁酸ダイエットの献立】

もち麦は肉だねに加えると、ことのほか美味。ハンバーグや餃子にも応用できるワザです。
味噌汁の納豆とにらが絶妙の相性で、体にいいにらがたっぷり食べられます。

肉だねにもち麦を練り込むと、適量のひき肉がボリュームアップし、たんぱく質も食物繊維も摂れるバランスのよい主菜に。

にらにはアリシンという抗酸化物質が豊富で、β-カロテンやビタミンＣも摂れます。豚肉のビタミンＢ1の吸収が高まります。

【材料（２人分）】
豚ひき肉 …… 200ｇ
ゆでもち麦 …… 100ｇ

Ａ　生姜のみじん切り…… １／２かけ分
　　溶き卵 …… １／２個分
　　塩、こしょう …… 各少々

片栗粉、揚げ油 …… 各適量

Ｂ　オイスターソース、醤油 …… 各大さじ１／２
　　酒 …… 大さじ１
　　きび糖 …… 小さじ１／２
　　水 …… 50ml

白髪ねぎ …… 適量

【作り方】
1.ボウルにひき肉、もち麦、Ａを入れてよく混ぜ、10等分して丸める。
2.1に片栗粉を薄くまぶし、170度の揚げ油で４～５分揚げて油をきる。
3.フライパンに2とＢを入れて汁気がとぶように煮からめる。
4.器に盛り、白髪ねぎをのせる。

【材料（２人分）】
にら …… １／４束（25ｇ）
納豆 …… ２パック
だし …… 400ml
味噌 …… 大さじ２

【作り方】
1.にらは１cmくらいに小口から切る。
2.鍋にだしを入れ、沸騰したら納豆、にらを加えて味噌を溶き入れる。

（献立のヒント）
主食にはもち麦ご飯を一口おにぎりにして海苔を巻く。きんぴらを副菜にすれば不溶性食物繊維も摂れる。

朝食は……
濃いめにいれた杜仲茶に牛乳を加えたミルクティー風に、米粉パンのきゅうりサンドはいかが？　牛乳でたんぱく質も補い、食パンは焼かずに食べればレジスタントスターチ効果が。

おすすめの５つの食材をしっかり食べて新鮮な胆汁酸を増やし、脂肪細胞を直接刺激して燃える体を作る胆汁酸ダイエットは、慶應義塾大学政策・メディア研究科 教授の渡辺光博さんが発案したメソッド。

「胆汁は、肝臓で作られて、胆たん嚢のうに蓄えられ、人が食事をすると、消化を助けるために分泌される消化液です。とくに脂質を乳化して小腸から吸収しやすくするのが胆汁の役割。その主成分が胆汁酸なのです」（渡辺さん）

【杜仲茶】
アスペルロシドの働きで再吸収を抑え新しい胆汁酸を作る（3gの茶葉を煮出して１日1リットル）

【長粒米（インディカ米）】
難消化な高アミロースで食物繊維のように働く（1週間に２回、1回150g)

【もち麦】
β-グルカンが腸を掃除、血糖値も上げにくい優等生（1週間に3〜5日、ごはんなら150g、フレークなら50g）

【納豆】
粘りは食物繊維フルクタン。大豆は消化のいいたんぱく質（毎日に1〜2パック）

【海苔】
良質な食物繊維が腸を掃除。ポルフィランが胆汁の劣化防止（毎日全型2枚）