神様の使いが見守る、奈良の旅。【編集部こぼれ話】
今回は久々の旅特集で、奈良に取材に行くことに。地方出張なんて、いつぶりでしょう。
コロナが始まってから、海外旅行はおろか、国内の旅行も出張も行かなくなってしまった私たち。在宅勤務に都内の撮影・取材がメインで、コンパクトでスムーズな仕事、でもいつのまにか視野が狭くなっていたかも?
今回の奈良の旅は、本誌の巻頭連載でもお馴染みの、美容ジャーナリストの倉田真由美さんからの提案。
「コロナで、自然界は人間だけの思い通りにいかないものだって考えさせられたの。自然は人間が制圧できるものじゃないのよね。生きとし生けるものが全て幸せになるように、と言った聖武天皇の奈良時代に、今私たちは学ぶべきものがあるのかなって」
京都から近鉄奈良線に乗って小1時間。意外に時間はかかります。
ことこと電車に揺られていると、目の前にぱあっと広がる緑の野原。電車は平城京跡の真ん中を突っ切るのです。
ちなみに近鉄奈良線は、2060年に移設され、この平城京跡を通らなくなるのだとか。見られるのは今だけの贅沢、とは言え、あと約40年は楽しめます。なんとも悠久の都らしい話です。
駅に着いた私たちが最初に向かったのはレンタカーのお店。
でも奈良を旅するなら、
そのまま春日大社へと車を走らせると、境内には沢山いました、
生まれたばかりの子鹿ちゃんたちです。
「かわいい! 鹿せんべい買う?」と倉田さん。
その素早さ。
せっかく食べようとした紙袋を取り上げられて、
神さまの使いは、市内のあちこちにいて、
9月9日発売の『クロワッサン』最新号は「美味しい旅。」
ようやく日常が、少しずつ、少しずつ戻ってくる気配を感じる初秋。
誰しも“美味しいもの”だけを目的に、そろそろ行ってみたいところがあるのではないでしょうか。
あのとき食べたあの魚を、あの人と一緒に楽しんだあそこのごはんを目的に、近場からちょっと遠くまで、足を延ばしてみませんか。
その土地に詳しい人が案内する間違いなく美味しい情報、グルメ・食通の人々に教わる味わうべき料理。日本各地の「食べてみたい!」「ぜひ食べてほしい」情報が満載です。