きのこの中華風パスタ【若山曜子さんのフライパンだけで作るレシピ】

豆板醤と豆豉（トウチ）を使い、麻婆豆腐をイメージしてできたレシピ。刻んだしいたけがひき肉のような食感で、ヘルシーかつ満足感のあるひと皿です。

【材料（2人分）】
スパゲッティ 160g
ごま油 大さじ1
長ねぎ 1本（みじん切りと白髪ねぎ半量ずつ）
にんにく 1かけ（みじん切り）
豆板醤 小さじ2/3
しいたけ 1パック（100g。みじん切り）
まいたけ 1パック（100g。手で食べやすい大きさに裂く）
豆豉 大さじ1（みじん切り）
酒 大さじ1
オイスターソース 大さじ1/2
塩 小さじ1/2
水 2と1/4カップ

【作り方】
1.フライパンにごま油とねぎのみじん切り、にんにく、豆板醤を入れ、香りが立つまで中火で炒める。
2.しいたけ、まいたけを加えて炒め、しんなりしてきたら残りの調味料を加えてざっと混ぜ、水、半分に折ったスパゲッティを加える。
3.煮立ったらふたをして、中火で絶えず表面がふつふつ沸騰している状態をキープし、表示時間の1分前まで煮る。
4.ふたを取って、混ぜながら強火で1〜2分煮詰め、軽くとろみをつける。
5.器に盛り、白髪ねぎをのせる。好みで熱く熱したごま油（分量外）を回しかける。

「パスタは通常アルデンテの手前でお湯から引き上げ、ソースと絡めて仕上げます。フライパンパスタは最初からソースと水分でパスタを煮るので、タイミングを計る必要も乳化の技術もいらずに、誰でもおいしく作れます」

と語るのは、料理研究家の若山曜子さん。今回使ったフライパンは直径26cm、底径22cm、深さ5〜6cmのフッ素樹脂加工のふた付き。フライパンの材質や大きさ、火加減によって水分の蒸発量が変わるため、時間は目安と考え微調整を。好みのパスタで作れるが、早茹でタイプは煮込み時間が必要なボロネーゼなどには不向きだ。

「コツをつかめば、野菜を増やしたり、肉や魚を加えたりといったアレンジも自在です。ぜひ気楽にお試しください」