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万能鶏むねスープとしょうゆを使った3つの健康スープレシピ。

慢性的な疲れには鶏むね肉に含まれたイミダペプチドが効果的。応用自在の鶏むねスープをベースに旬の野菜とあわせてかんたん免疫力アップレシピ。

撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり

しょうゆベース

【鶏むねスープ500ml+しょうゆ大さじ1】

日本人のオリジンとも言える味。 洋風、中華、アレンジの懐深し。

日本人のオリジンとも言える味。
洋風、中華、アレンジの懐深し。

万能鶏むねスープとしょうゆを使った3つの健康スープレシピ。

1.さつまいものしょうゆバタースープ

[効果 → 美肌 整腸]

さつまいもと玉ねぎはバターで炒めてからスープに入れるのがポイント。さつまいものビタミンCは熱に強くスープにはピッタリで、美肌効果が期待できます。

【材料】(2人分)
さつまいも 小1本(150g)
玉ねぎ 1/2個(100g)
バター(無塩) 20g
鶏むねスープ(※作り方は画面下に掲載) 500ml
しょうゆ 大さじ1

【作り方】
1.
さつまいもは乱切りにする。玉ねぎはくし形切りにする。
2.鍋にバターを溶かし、さつまいもと玉ねぎを中火で炒める。
3.玉ねぎがしんなりとしたら、鶏むねスープとしょうゆを入れ、さつまいもが柔らかくなるまで7分ほど弱火で煮込む。

2.豚肉と大根の台湾風スープ

[効果 → 美肌 冷え]

八角は豚ひき肉と最初に炒めることで、肉の臭みを消して風味がよくなります。またその香りに含まれるリモネンは、交感神経を刺激して血行を促進する作用も。

【材料】(2人分)
豚ひき肉 80g
大根 長さ6cm(100g)
高菜漬け 20g
にんにく(みじん切り) 1片(6g)
オイスターソース 小さじ2
ごま油 小さじ2
黒こしょう 少々
八角 1個
鶏むねスープ(※作り方は画面下に掲載) 500ml
しょうゆ 大さじ1

【作り方】
1.
大根はピーラーで薄く削ぐ。
2.鍋にごま油をひき、弱火でにんにくを炒める。にんにくの香りがたってきたら、中火にして豚肉と八角を入れ、ヘラなどでそぼろ状になるように炒める。
3.2に鶏むねスープとしょうゆを入れて中火で温め、沸騰寸前で弱火にし、大根、高菜漬け、オイスターソースを入れて5分ほど煮込む。
4.器に盛り、黒こしょうをふる。

3.切り干し大根とニラのごま油スープ

[効果 → 代謝アップ 胃もたれ]

切り干し大根とえのき茸から旨味が出るので、じっくりと火を入れましょう。ニラの緑色にはβ-カロテンが豊富で、食べると血流がよくなる温性の食材です。

【材料】(2人分)
切り干し大根 10g
ニラ 1束(40g)
えのき茸 1/2パック(50g)
しょうが(すりおろし) 1片(6g)
ごま油 小さじ1
鶏むねスープ(※作り方は画面下に掲載) 500ml
しょうゆ 大さじ1

【作り方】
1.
切り干し大根は水を張ったボウルでもみ洗いをし、水気を切り、食べやすい大きさに切る。ニラは4cm幅に切る。えのき茸は軸をおとし、半分に切り手でほぐす。
2.鍋に鶏むねスープとしょうゆ、切り干し大根、えのき茸、しょうがを入れて、7分ほど弱火で煮込む。
3.仕上げにニラを入れてサッと火を通し、器に盛り、ごま油をまわしかける。

このひと手間に美味は宿る。応用自在、鶏むねスープの作り方。

【材料】4人分 できあがり約1,000ml

鶏むね肉2枚(約500g)
鶏むね肉2枚(約500g)
(左上)昆布(だし用)1枚(10g) (右上)しょうが2片(12g)(下)青ねぎ2本分
(左上)昆布(だし用)1枚(10g) (右上)しょうが2片(12g)(下)青ねぎ2本分
水1,100ml
水1,100ml
鶏むね肉2枚(約500g)
(左上)昆布(だし用)1枚(10g) (右上)しょうが2片(12g)(下)青ねぎ2本分
水1,100ml

【作り方】

1.筋を切り、肉のパサパサ感をなくすため、鶏むね肉の表面をフォークで数カ所突き刺す。
1.筋を切り、肉のパサパサ感をなくすため、鶏むね肉の表面をフォークで数カ所突き刺す。
2.鍋に水、昆布、皮ごと薄切りにしたしょうが、ねぎの青い部分を入れて、弱火で温める。
2.鍋に水、昆布、皮ごと薄切りにしたしょうが、ねぎの青い部分を入れて、弱火で温める。
3.沸騰直前に昆布を取り出す。煮立てるとねばり成分が溶け出し風味を損なうので要注意。
3.沸騰直前に昆布を取り出す。煮立てるとねばり成分が溶け出し風味を損なうので要注意。
4.鶏むね肉を鍋に入れる。2枚入れると温度が下がるので、中火で沸騰寸前まで煮立てる。
4.鶏むね肉を鍋に入れる。2枚入れると温度が下がるので、中火で沸騰寸前まで煮立てる。
5.優しくグラグラ煮立ってきたら、その状態で3分ほど煮る。グツグツ煮込まないこと。
5.優しくグラグラ煮立ってきたら、その状態で3分ほど煮る。グツグツ煮込まないこと。
6.アクが出てきたら、その都度すくう。火の入れ過ぎはパサつきの原因になるので厳禁。
6.アクが出てきたら、その都度すくう。火の入れ過ぎはパサつきの原因になるので厳禁。
7.3分ほど煮たら、火を止める。3でいったん取り出した昆布を再度、鍋に戻し入れる。
7.3分ほど煮たら、火を止める。3でいったん取り出した昆布を再度、鍋に戻し入れる。
8.鶏むね肉の上に昆布をのせ、フタをして粗熱が取れるまでそのまま冷ます。
8.鶏むね肉の上に昆布をのせ、フタをして粗熱が取れるまでそのまま冷ます。
【できあがり】9.粗熱が取れたら、鶏むね肉、昆布と香味野菜を取り出せば、万能鶏むねスープの完成。
【できあがり】9.粗熱が取れたら、鶏むね肉、昆布と香味野菜を取り出せば、万能鶏むねスープの完成。
【保存】10.フリーザーバッグなどに小分けして冷凍庫で保存すれば、約1カ月間保存できる。
【保存】10.フリーザーバッグなどに小分けして冷凍庫で保存すれば、約1カ月間保存できる。
1.筋を切り、肉のパサパサ感をなくすため、鶏むね肉の表面をフォークで数カ所突き刺す。
2.鍋に水、昆布、皮ごと薄切りにしたしょうが、ねぎの青い部分を入れて、弱火で温める。
3.沸騰直前に昆布を取り出す。煮立てるとねばり成分が溶け出し風味を損なうので要注意。
4.鶏むね肉を鍋に入れる。2枚入れると温度が下がるので、中火で沸騰寸前まで煮立てる。
5.優しくグラグラ煮立ってきたら、その状態で3分ほど煮る。グツグツ煮込まないこと。
6.アクが出てきたら、その都度すくう。火の入れ過ぎはパサつきの原因になるので厳禁。
7.3分ほど煮たら、火を止める。3でいったん取り出した昆布を再度、鍋に戻し入れる。
8.鶏むね肉の上に昆布をのせ、フタをして粗熱が取れるまでそのまま冷ます。
【できあがり】9.粗熱が取れたら、鶏むね肉、昆布と香味野菜を取り出せば、万能鶏むねスープの完成。
【保存】10.フリーザーバッグなどに小分けして冷凍庫で保存すれば、約1カ月間保存できる。
  • エダジュン

    料理制作

    エダジュン さん

    パクチー料理研究家、管理栄養士

    東京・品川区生まれ。大学卒業後、スープ専門店の店長を5年間、スープ専門店の本部で商品の物流・購買の仕事に携わったのち、2013年に料理研究家として独立。著書に『野菜たっぷり具だくさんの主役スープ150』(誠文堂新光社)、『鍋の素ー極旨・鍋スープの作り方 バリエーションは無限大!』(PARCO出版)など多数。
    https://edajun.com

『Dr.クロワッサン 重だるいがすっきり!万能鶏むねスープ』(2019年2月5日発行)より。

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