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意外とすっきり 猫と暮らしながら、片付けやすい部屋にする方法。

【品のある暮らし】vol.6

猫の通り道を確保するため、整理整頓する習慣がつく

人間と猫が共生できる理想の部屋作りをペットとの暮らし方について専門家に教えてもらいます。

今回お教えいただくのは、ペットと暮らす住まいづくりの設計・コンサルティングの第一人者、金巻とも子さん。

夫と、まめちゃん(5歳、雌)とふくちゃん(1歳、雄)の二匹の猫と暮らす都内のマンションは、猫のための仕掛けに満ち溢れているかと思いきや、意外とすっきり。

 

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「いかにわからないように設えるか。そして片付けや掃除はしやすく。それが私のこだわり」そう、一見ではわからないが、やはり猫のための仕掛けが至るところに隠されていました。

 

猫と人間、双方にメリットがある工夫が満載。
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まずはリビングの本棚。棚の最上段だけではなく、すべての棚がキャットウォークに。

「棚の前に空間があれば、猫の目には単なる通路。こうして上下に立体的な運動ができる工夫をすれば、マンション暮らしでも猫は快適」

スマートなキャットタワーは、猫が遊んだり休んだりするには盤面が小さく感じるが、主に棚から棚への移動用。
大型のタワーと違い、部屋の雰囲気を壊さないのがいい。本格的なキャットウォークが作れない家でも参考になるアイデアだ。

「本棚も壁の上部に作るキャットウォークも、ハンディモップなどで掃除できる範囲の高さになっています」と日頃の手入れ対策もバッチリ。猫の通り道を確保するために、本を整理整頓する習慣が自然と身に付き一石二鳥。

 

猫トイレは部屋ではなく、人間のトイレの中。

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猫トイレの置き場所は人間のトイレと同じ場所に。猫砂に猫が触らないタイプの小型の猫トイレが便器の両脇に2つ置くことで、糞をすぐにトイレに流せて便利。

 

猫グッズは専用の収納棚と猫のプライベートスペースに。
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収納スペースの下には、猫が自由に出入りできる小さな空間があり、そこにキャリーケースが置いてある。猫が一番安心できる隠れ場所を確保。キャリーと合わせて猫用非常袋もしまうようにしている。

「知らない人の訪問など、猫が動揺した時に逃げ込める絶対安心な場所を作ることも大切。そこにキャリーがあれば、猫は自分から入ってくつろぐようになりますし、人目につかないキャリー置き場になります」

 

構成・浦本真梨子

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