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乳酸発酵漬けで、腸の健康をしっかり保つ。

シンプルな材料で作れる、乳酸菌がたっぷりの乳酸発酵漬け。胃腸の働きを整えてくれる頼れる保存食です。
  • 撮影・三東サイ 器スタイリング・久保原惠理 文・斎藤理子
乳酸発酵漬け。瓶は左から、野菜ミックス、果物ミックス、 きのこミックス。手前のバットは左がサーモン、右が鶏肉。

材料は、水と塩と漬ける食材だけ。この3つを保存用の瓶に入れ、室温に置いておけば、乳酸発酵した美味しい保存食が作れると荻野恭子さん。

「ロシアの代表的な漬物に“キャベツの乳酸発酵漬け”というものがあります。重しをかけて作る日本の漬物とは異なり、塩水に材料を漬ける浮かし漬けという手法です。時間が経つにつれて乳酸発酵が進み、乳酸菌によって旨味が深まるのが特徴なんです」

このロシアの浮かし漬けをベースに荻野さんは、キャベツはもちろん、いろいろな野菜や果物、肉や魚にいたるまで乳酸発酵漬けにし、さまざまなレシピを提案している。

「乳酸菌は、腸内環境を整える上で欠かせないものです。乳酸発酵漬けを毎日食べれば、善玉菌である乳酸菌によって腸の働きが活性化され、便秘解消や免疫力アップにつながります」

保存瓶から出してすぐ使えるので、野菜を洗ったり切ったりという手間が省け、味もついているので、調理の時短にも役立つと荻野さん。乳酸菌がたっぷりの漬け汁も余さず使えるレシピが、腸を良い状態に保ってくれる。

基本の作り方

材料(作りやすい分量)水3カップ、粗塩大さじ1 1/2、好みの野菜500g

1.分量の水に塩を加え、よく混ぜて塩を完全に溶かす。野菜は洗って水気をしっかりと切り、漬けやすい大きさに切る。

2.煮沸消毒した保存瓶(1ℓ)に材料を入れ、1の塩水を注ぐ。蓋をのせ1〜2日間室温に置いたら蓋を閉めて冷蔵庫へ。約2週間保存可。

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