料理上手になるかどうかの分かれ道は、美味しさのポイントになるちょっとしたコツを知っているかどうかだと川津幸子さん。
「たとえばきゅうりの塩もみを作る時には、きゅうりをしっかり絞って水気をなくす。鶏肉を焼く時には肉を絶対に動かさない。そういった、小さなコツです。それをきちんと守れば、料理は格段に美味しくなります」
川津さんは、家庭料理では技術よりも、知識が大事だという。
「長年伝承されてきたコツには、美味しくなるための意味がちゃんとあるんですね。それを知り丁寧に実践することが、家庭料理では大事。やみくもに練習を重ねるより、小さなコツをきちんと学びましょう」
市販品で何でも揃ってしまう時代だけど、本当は何でも自分の手でもっと美味しく作れるということを知っておいてほしいと川津さん。そこで、毎日の食卓やお弁当によく登場する料理のコツを、教えてもらった。
【ハンバーグ】粘り気が出るまでしっかりと練り、焼き目をつけてオーブンへ。
材料(2人分)牛ひき肉200g、玉ねぎ½個、パン粉¼カップ、牛乳大さじ1½、溶き卵½個分、塩小さじ⅓、胡椒・ナツメグ各少々、バター大さじ½、サラダ油適量、ソース[ケチャップ・ウスターソース各適量]、好みのつけ合わせの野菜(今回はほうれん草のバターソテーとかぼちゃのグラッセ)