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卵、牛乳、バターは一切ナシ。
やさしい甘みの雑穀スイーツ簡単レシピ vol.2

腸にいい食材、と注目されている雑穀。楽しく取り入れるにはおやつにするのも手。

「おおらかに作れるのが雑穀スイーツのいいところ」と話すのは、料理研究家の深澤大輝さん。

「雑穀をスイーツにするときは、まず炊くことから始まりますが、雑穀と同量かひたひたの水で焦がさないように炊くのがポイント。最初は中火で、沸騰後は弱火にして、柔らかくなったら炊き上がりです。あとは細かいことを気にせず、ざっくり作れば大丈夫です」

気をつけるのは、クリームがゆるくならないよう、炊き上がりの段階で雑穀の水分をなるべく飛ばしておくこと。

季節の果物やドライフルーツ、豆乳などを合わせて甘さ控えめ。でもよく噛むおかげで、満足感はひとしお。ぜひ覚えておきたいレシピを紹介します。

 

もちあわのパンムース

豆乳とフルーツを混ぜて、冷やすだけ。あわのふんわりと甘夏のさっぱりが絶妙。

豆乳とフルーツを混ぜて、冷やすだけ。あわのふんわりと甘夏のさっぱりが絶妙。

材料(8人分) もちあわ80g 甘夏2個 きび砂糖45g パン80g 豆乳60㎖ イタリアンパセリ適宜
作り方 
1.鍋にもちあわと同量の水(分量外)を入れて火にかけ、沸騰後ふたをして15分ほど弱火で炊く。
2.甘夏の薄皮をむき、少量を残して1のもちあわ、きび砂糖、パン、豆乳とともにハンドブレンダーで混ぜる。
3.器に流し、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。残りの甘夏を薄くスライスして、イタリアンパセリと共に飾る。
※もちあわを炊く際は、焦げそうなら練るように混ぜ、水分が足りなくなるようなら水を少量ずつ足す。


 

アマランサスのもちもちケーキ

クリーミーにしっかり泡立てた豆乳と、強力粉で、アマランサスをもっちりと。

クリーミーにしっかり泡立てた豆乳と、強力粉で、アマランサスをもっちりと。

材料(作りやすい分量) アマランサス50g 豆乳250㎖ 白ゴマ油(またはなたね油)40g きび砂糖40g 強力粉95g オレンジピール50g
作り方 
1.鍋にアマランサスと同量の水(分量外)を入れて火にかけ、沸騰後ふたをして15分ほど弱火で炊き、火を止め蒸らしておく。
2.ボウルに豆乳、白ゴマ油、きび砂糖を入れ、湯煎で泡がモッタリするまでよく泡立てる。
3. 2に強力粉を2回に分けてふるい入れ、優しくさっくり混ぜ合わせる。
4. 3に1のアマランサスと千切りしたオレンジピールを入れてよく混ぜる。
5.好きな型に流し入れ、200℃に温めたオーブンで25分ほど焼く。冷めてから好みの大きさに切る。。


 

キヌアスコーン

ココナッツオイルを生地に加えることで、ぷちぷちしたキヌアの食感がしっとりと。

ココナッツオイルを生地に加えることで、ぷちぷちしたキヌアの食感がしっとりと。

材料(4人分) キヌア75g 薄力粉250g きび砂糖75g ココアパウダー15g ココナッツオイル(固形)75g 炭酸水50㎖
作り方 
1.鍋にキヌアと同量の水(分量外)を入れて火にかけ、沸騰後ふたをして15分ほど弱火で炊き、火を止め蒸らしておく。
2.ボウルに1のキヌアと炭酸水以外の材料を全て入れ、ココナッツオイルの粒が小さくなるまで切るように合わせる(練らない)。
3.炭酸水を加え、練らずにまとめ上げ、冷蔵庫で1時間ほど生地を寝かす。④生地を高さ3㎝ほどの四角に成型し、好きな形に切り、190度に温めたオーブンで20分ほど焼く。


 

◎深澤大輝さん 料理研究家/食と心の研究所「ユグラボ」主宰。素材のいのちを活かす呼吸の料理を提案する傍ら、食を通した心身の総合ケア、フードサイコロジーを提唱

クロワッサン905号『腸・健康法』(2015年7月25日号)より

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