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卵、牛乳、バターは一切ナシ。
やさしい甘みの雑穀スイーツ簡単レシピ。

腸にいい食材、と注目されている雑穀。楽しく取り入れるにはおやつにするのも手。

「おおらかに作れるのが雑穀スイーツのいいところ」と料理研究家の深澤大輝さん。

「雑穀をスイーツにするときは、まず炊くことから始まりますが、雑穀と同量かひたひたの水で焦がさないように炊くのがポイント。最初は中火で、沸騰後は弱火にして、柔らかくなったら炊き上がりです。あとは細かいことを気にせず、ざっくり作れば大丈夫です」

 気をつけるのは、クリームがゆるくならないよう、炊き上がりの段階で雑穀の水分をなるべく飛ばしておくこと。

季節の果物やドライフルーツ、豆乳などを合わせて甘さ控えめ。でもよく噛むおかげで、満足感はひとしお。ぜひ覚えておきたいレシピを紹介します。

 

そばの実とぶどうのクラッシュ

歯ざわりがサクッとしたそばの実と、クラッシュ寒天の爽やかなハーモニー。

歯ざわりがサクッとしたそばの実と、クラッシュ寒天の爽やかなハーモニー。

材料(作りやすい分量)
そばの実65g 水500㎖ 洗双糖(またはきび砂糖)40g 粉寒天4g ぶどう(種なし)½房 ミント適量 炭酸水適量
作り方
1.そばの実をひたひたの水(分量外)で柔らかくなるまで10分ほど煮て、水切りする。
2.別の鍋に水、洗双糖、粉寒天を入れ、沸騰後3分ほど火にかけ、ボウルに移し粗熱を取る。
3. 1のそばの実と半分に切ったぶどうを型に詰め、2の寒天液を流し、冷蔵庫で冷やす。
4.固まった寒天を軽くクラッシュして、グラスに入れ、炭酸水を注いでミントをあしらう。


 

もちきびトロ〜リプリン

もちきびの濃厚な黄色みを活かしてねっとり味わう、かぼちゃプリン。

もちきびの濃厚な黄色みを活かしてねっとり味わう、かぼちゃプリン。

材料(2〜3人分)
プリン[もちきび100g かぼちゃ¼個 豆乳50㎖きび砂糖60g ラム酒大さじ½] カラメルソース[きび砂糖100g 湯大さじ2]
作り方
1.鍋にもちきびと同量の水(分量外)を入れ、沸騰後ふたをして15分ほど弱火で炊く。
2.種を取ったかぼちゃを蒸し、冷まして皮を取る。
3.ボウルに1のもちきびと2のかぼちゃ、プリンの残りの材料を入れ、ハンドブレンダーで混ぜてから、器に流し、冷蔵庫で冷やす。
4.きび砂糖をフライパンに入れて中火にかけ、フライパンを回しながら、なるべく均一に焦がす。
5.ほどよく焦げてきたら、湯を加え、よく混ぜる。塊ができるようなら湯を足して、塊を溶かしながら煮詰める。冷ましてとろみがでたらカラメルソースの完成(硬くなりすぎた場合は、湯で伸ばす)。
6.冷やした3の表面が乾いたら、カラメルソースを流す。
※もちきびを炊く際は、焦げそうなら練るように混ぜ、水分が足りなくなるようなら水を少量ずつ足す。


 

古代ギリシャのケーキ

世界最古といわれるデザート菓子。白ゴマやくるみがぎっしり。

世界最古といわれるデザート菓子。白ゴマやくるみがぎっしり。

材料(作りやすい分量)
白ゴマ50g くるみ50g かぼちゃの種30g 米飴100g レーズン35g ポピーシード適量
作り方
1.くるみは粗く砕き、白ゴマ、かぼちゃの種、レーズンと一緒にボウルで合わせる。
2.鍋に米飴を入れて沸騰させ、泡が細かくなってきたら、1に入れて手早く混ぜる。
3. 2が温かいうちに直径12㎝のセルクルに押し込み、ポピーシードを上下にまぶして完成。小さく切り分けていただく。


 

◎深澤大輝さん 料理研究家/食と心の研究所「ユグラボ」主宰。素材のいのちを活かす呼吸の料理を提案する傍ら、食を通した心身の総合ケア、フードサイコロジーを提唱

クロワッサン905号『腸・健康法』(2015年7月25日号)より

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