くらし

ローカルで愛される豆・ごま・海藻の名物。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・日高むつみ

【ごま】ごま摺り団子

もっちりトロリ。香ばしいごまダレが溢れ出す。
岩手県一関市を含む旧伊達地方では、祝い事には餅がつきもの。そんな食文化を背景に生まれた名物。色白でほんのり甘い国産うるち米粉の団子の中には、花巻市の老舗醸造元「佐々長醸造」の濃厚かつまろやかな醤油を使った、甘じょっぱいごま蜜がたっぷり。ごま蜜が溢れないよう、ひと口でパクリと召し上がれ。8個入り600円。

松栄堂(しょうえいどう)●岩手県一関市地主町3-36 TEL.0191-23-5008 営業時間:8時30分(日曜9時)~18時 無休 取り寄せ可。http://www.shoeidoh.co.jp

【豆】豆つかげ

噛むほどに味の出る飛騨伝統の大豆菓子。
「つかげ」は飛騨の言葉で「揚げたもの」。生の大豆に砂糖と醤油で味付けした衣をまとわせ、じっくり揚げた「豆つかげ」は飛騨古川で、代々農家を営む大塚智英さんの手作り。衣のザクザクした歯ごたえと大豆のコリコリした歯ごたえがやみつきに。これが不思議と日本酒との相性がよく、のんべえにも大人気。1袋200g 518円(税込)。

大塚智英●TEL.0577-74-1054 取り寄せ可(発送は10袋~)。ネットショップ「飛騨高山さとう」(https://www.takayamasatou.com)でも取り扱いあり。

【海藻】富山の昆布パン、うめ昆布パン

昆布熱愛・富山ならではのご当地パン。
北前船がもたらした昆布が、今でも独自の食文化に深く根ざしている富山県。そんな土地柄でなかったら、パンに昆布を混ぜ込むといった発想は生まれなかったに違いない。地元産の米粉とりんご果汁を加えたフワフワモチモチ生地には、刻み昆布がたっぷり。塩味のきいたパンを噛んでいると、次第に昆布の旨みがじわり。各1袋200円。

さわや食品●富山県射水市広上2000-35 TEL.0766-51-6388 営業時間:10時30分~19時(日曜、祝日~17時) 定休日:土曜、祝前日 取り寄せ可。http://www.sawaya-pan.co.jp

※パッケージなどは変更になる場合があります。

『クロワッサン』997号より

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