モデルルームのようなオシャレなリノベーションマンション。この家には家具がほとんどない。なぜならほとんどの収納は突っ張り棒で賄われているからだ。住人は、突っ張り棒などの収納用品メーカー、平安伸銅工業社長である竹内香予子さん。
「突っ張り棒は固定観念を捨てて少し工夫すると、活用の場がぐんと増えます。長さや使い方を自由に変えられるので、好きな時に好きなところへ付け替えることができるのが魅力です」
言葉どおりキッチン一つ見ても、引き出し内で仕切りとして使ったり、キッチンペーパーホルダーにしたり……と、横に突っ張って何かをかけるというイメージを覆す使用法ばかり。
「あまり負荷がかからない場所なら、100円ショップのものなど廉価な商品でも機能は充分です。あとは月に1回程度、しっかり突っ張れているかをチェックすると、快適に使えるはず」
竹内さん宅の実用例で、その能力の高さを実感しよう。