収納の基本は、〝使う場所の近くに置く〟。それが徹底された宇高さんと本多さんの台所では、ほとんどのものがワンアクションで手に取れるから、作業がスムーズ。さらにこんな工夫も。
「重ねるよりも、立てて収納したほうが省スペース。鍋ブタやカトラリーなど、立てられるものは立てて収納しています」(本多さん)
「製菓材料と道具を一緒に収納したり、食品の保存袋を冷凍庫にしまったり。〝○○はここにしまう〟という思い込みを捨てたら、さらに作業がラクに」(宇高さん)
収納の基本は、〝使う場所の近くに置く〟。それが徹底された宇高さんと本多さんの台所では、ほとんどのものがワンアクションで手に取れるから、作業がスムーズ。さらにこんな工夫も。
「重ねるよりも、立てて収納したほうが省スペース。鍋ブタやカトラリーなど、立てられるものは立てて収納しています」(本多さん)
「製菓材料と道具を一緒に収納したり、食品の保存袋を冷凍庫にしまったり。〝○○はここにしまう〟という思い込みを捨てたら、さらに作業がラクに」(宇高さん)
「高い位置に置いても引き出しやすい無印良品のファイルボックスに、お菓子作りの道具や材料をまとめ、戸棚上部に収納しています。お菓子を作るときは、このケースを出すだけでいいのでとてもラク」(宇高さん)
調味料や乾物はケースで引き出し内をざっくり仕切り、ストックは奥にしまい、開けたら手前のケースに移動。
「小分け調味料はさらに細かく仕切れるボックスを使って種類ごとに立て、ケース内も整理」(本多さん)
スマホでレシピを見ながら調理するときに便利なのが、壁にピタッとくっつく吸着シート付きのスマホホルダー。「動画を見ながら食器洗いをすることも」(本多さん)。設置の際にスマホの重量や設置場所に注意。
「空の保存容器は冷蔵庫奥のデッドスペースに置いておけば必要以上に持ちすぎることなく、ほかに保管場所もいりません」(宇高さん)。
冷凍用の保存袋は冷凍庫へ。洗って再利用する際にも乾かす手間が省けるそう。
寝かせて収納することが多いカトラリー。「深さのある引き出しなら、立てておいたほうが省スペースになり取り出しもラク。
フライパンや鍋のフタも、タオルバーを利用して立てて収納しています」(本多さん)
生ゴミ用のビニール袋は、シンクの上にある戸棚の扉裏に。「ケースに入れ、フックを使って吊るしています。
シンク下の扉裏にはフックでバーを追加し、45Lサイズのゴミ袋を。これもゴミ箱の近くに」(宇高さん)
「電気調理鍋は、最近2台目を導入。メタルラックを調理台に置き、収納しています」(本多さん)。
宇高さんは鍋を収納するラックにキャスターをつけ、引き出しやすくカスタマイズ。鍋ブタは格子をうまく利用。
物の出し入れがしづらい、探し物が見つからない……。暮らしの中で感じるそんなちょっとした不便。ついそのままにしてしまいがちだが、見直すことで家事がラクになると、宇高有香さんと本多さおりさんは口を揃える。
「たとえば料理をするときに、キッチンツールがスムーズに取り出せれば効率が上がるし、作業もラクになりますよね。収納は家事を手助けしてくれるもの。見直すことで、生活がうまく回るようになるはずです」(本多さん)
さっそくプロの収納アイデアを取り入れたいところだが、その前にまずすべきことがあるという。
「ストレスを感じる動作は、人それぞれ。自分にとって一番ラクな動線は何かを考えた上で、収納を決めましょう。そのために、毎日の行動パターンを振り返ることも大切。動線に沿った収納ができれば、ものが散らからなくなりますよ」(宇高さん)
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『クロワッサン』1090号より
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