「収納ボックスの種類が少ないほど、部屋はスッキリして見える」と大沢さん。以前は、使い道が限定された収納ボックスを購入したり、メジャー片手にぴったりサイズを探したというが、哺乳瓶やおむつケースなど本来の目的以外に使い道がないアイテムが家に多々あることに気づき、考えを変えたという。
「今思えば、手持ちのカゴで代用できたな、と。この何年かは場所や用途を選ばずに使えそうなグッズを10個単位で揃え、生活する中でフィットする使い方を見つけています」
選ぶ基準は、買い足しができること。無印良品などを中心に、廃番になりにくい定番品から選ぶ。とはいえ初めからまとめ買いするのではなく、まず3個購入しお試しする。気に入れば、汎用性を見越し同じものを7個まとめて買い足している。そのため、数が多くても負担にならない価格であることも重視する。
「紙製ボックスやカゴは軽量で、小柄な私にも扱いやすいんです」
また、使わないときは畳んだり重ねることができ、それ自体の収納に場所を取らないことも利点だ。プラスチックや籐製に比べれば耐久性は落ちるがそれは安価だと割り切る。
「むしろ劣化が気になりだしたら、収納の取り換え時期と捉え、片づけを見直すいい機会と考えています」