大沢早苗さんは夫と子ども2人の4人暮らし。スタイリストという仕事柄、もともとモノが多いことに加え、子どもの成長に伴い細々したアイテムが多くなり、収納場所が分散。生活動線が悪く、無駄な動きが増えたことに悩んでいたという。また掃除がしにくいことから、それまで好きだった「見せる収納」を楽しむ余裕もなくなっていた。
約10年前、家を建てた際にこだわったのがリビングの収納。大容量のクローゼットを設け、家族で共有するものはすべてここに集約することにした。無印良品のポリプロピレンケースをサイズ違いで揃え、一つの家具のように組み合わせて配置。保険証や診察券、ハンカチを引き出しに収納、文房具など細かいものは中を仕切り、アイテム別に入れている。
また、中身がひと目でわかるよう、黒いマスキングテープに白いマーカーでアイテム名を書き、家族の誰が見てもどこに何があるのかをわかるようにした。すると、生活動線と「定位置に戻す」システムが整い、モノの出しっ放しと乱雑な収納が激減、部屋のきれいな状態を維持できるようになった。
「収納を変えたら、ぐっと機能的に生活できるようになりましたね」