俳句や川柳をたしなむと短い言葉でより効果的な表現ができるようになる、言語のセンスを磨くのに役立ちます。芝居―この場合は歌舞伎です―を見に行く噺家も大勢います。昔の日本人にとって芝居は娯楽の王様でしたから、落語の中にもその要素を取り入れた「芝居噺」というジャンルがあります。中には好きが嵩じて噺家が大勢集まり稽古をし、芝居をやることがあります。“はなしか”が演じる「鹿芝居」です。
そうそう、相撲好きも多いですね。何を隠そう私も小学校三年生のときには将来は相撲取りになりたいと思ったくらい。東京場所のテレビ中継では国技館の客席に落語家の姿がちらほら、中には寄席の出番を休んで内緒で見に行ったのにテレビにばっちり映ってお席亭に怒られた人も。とんだ“小言日和”になってしまったようです。