TBSのアナウンサーとして活躍、結婚を機に夫の勤務先の南米に5年間在住、現在はフリーアナとして多くの番組に出演する竹内香苗さん。今回挙げてくれた『両口屋是清』のささらがたは出身地・名古屋の名産品だ。
「子どものころから両口屋の和菓子は自宅にあって、誰かが訪ねてくるとお出しするものでしたね。当時のテレビCMもよく覚えているぐらいです(笑)」
『両口屋是清』は寛永11年(1634年)に創業した老舗の和菓子屋さんだ。ささらがたは2012年から販売された商品。大納言小豆や白小豆などさまざまな小豆とともに、和三盆や黒糖などを使った棹菓子で5種類の味が楽しめる。
「ブラジルから一時帰国した際に、ささらがたを知って、すぐに購入しました。上品な味で甘さもほどよい。コンパクトなサイズで持ち運びしやすいので、いくつかブラジルにも持ち帰って知り合いに配りました。甘党が多いこともあって、現地の方にも好評でしたね」
季節や時候に合わせて、パッケージのデザインを変えるなど、おしゃれな見た目もお気に入りのひとつ。最近では、お笑い芸人、俳優など共演した人たちの舞台に持参したり、友人宅を訪ねるときの定番になっているという。
「楽屋見舞いでは名古屋出身で、という自己紹介も兼ねてこれを渡すようにしています。包装に工夫が施されていて、手を汚さずに食べられることも伝えると、幕間にいいと喜ばれますね」
家族もささらがたが大好きで、家でもよく食べているという竹内さん。
「母親も大好きで、折にふれて送ってきてくれました。今回手みやげで紹介すると話すと、『そりゃ、ささらがたしかない』と言ってましたね(笑)」
竹内さんにとっては地元愛もささらがたの隠し味になっているようだ。