レモンのパワーで、暑さに負けない酸っぱいおかず
撮影・小川朋央 スタイリング・佐々木カナコ 文・松本あかね
年々厳しさを増す夏をのりきるには日々の食卓にも工夫が必要。そこで注目したいのが酸っぱいおかず。酸味は食欲を刺激し、レモンに含まれるクエン酸には優れた疲労回復作用もある。
「レモンだとよりすっきり。炒め物の仕上げに使うと食べ疲れしないと思います」(料理家・角田真秀さん)
酸による保存性を生かし、薄味でさっぱり食べやすい副菜・常備菜をスタンバイしておくと、夏バテを感じた時もすぐ献立に加えられて便利。角田さん愛用の調味料も合わせて紹介する。
レモンは果汁のほかスライスや皮も使用。市販の果汁を使う場合は、風味のよいストレート果汁を。「飲み物にはドライなシチリア産などが合いますが、料理には酸味の柔らかな国産、と使い分けています」
トマトのレモンハニーマリネ
レモン&蜂蜜がトマトのフルーティな風味を引き立てる
湯むきするのはひと手間だけれどその価値あり。レモンと蜂蜜でマリネしてひと晩おく。1粒食べれば体にこもった熱がすっと抜けるよう。
【材料(作りやすい分量)】
ミニトマト…15個
A[レモン汁…大さじ1、蜂蜜…小さじ1、オリーブオイル…大さじ1]
【作り方】
1. ミニトマトはヘタの反対側に竹串で穴を開ける。熱湯にくぐらせて湯むきし、保存容器に入れる。
2. 小鍋にAを合わせて中火にかけ、蜂蜜が溶けたら①に注ぐ。冷蔵庫で1時間ほど漬ける。
レモンチキンとかぶ
メインにもなるボリューム。冷めてもおいしくお弁当にも
最後にレモンのスライスをのせてさっと蒸し焼きにすることで、香りが移って酸味もほどよい仕上がりに。脂もさっぱり食べられる。
【材料(2人分)】
鶏もも肉…小1枚(200g)
かぶ…1個
レモンの半月切り…4枚
にんにく…1/2かけ
塩…小さじ1/2
オリーブオイル…大さじ1
酒…大さじ1
【作り方】
1. 鶏もも肉は余分な脂や筋を取り除き、3cm四方に切って塩をふり、なじませるようにもむ。にんにくは薄切りにする。かぶは葉を落とし、皮をむいてくし形切りにする。
2. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、鶏もも肉を皮目を下にして並べ入れ、にんにくを上にのせる。
3. 強めの中火で4分焼き、皮にきれいな焼き色がついたら上下を返し、かぶを加え、中火にして3分ほど焼く。鶏肉の両面に焼き色がついたら酒を加え、レモンをのせて汁気がなくなるまで蒸し焼きにする。
紫キャベツとキウイのレモンマリネ
暑さや紫外線によるダメージから体を守る食材が大集合
高い抗酸化作用を持つ紫キャベツとビタミンC豊富なキウイ、レモン。高温多湿による消耗から細胞や肌を守ってくれる毎日食べたいトリオ。
【材料(作りやすい分量)】
紫キャベツ…1/4個
キウイ…1個
A[レモン汁…90ml、オリーブオイル…大さじ4、砂糖…大さじ2、塩…小さじ1/2]
【作り方】
1. キャベツは千切りにする。キウイは厚さ7〜8mmのいちょう切りにする。
2. ボウルにAを入れてよく混ぜ、キャベツを加えてもみこむ。キウイを入れてサッと和える。
ズッキーニとツナのレモン和え
生のズッキーニを冷菜に。水煮のツナならよりさっぱりと
ビタミンやカリウムを豊富に含む夏野菜・ズッキーニは、淡白な味わいで生食にも向く。削ったレモン皮をかけると香りよくしゃれた味わい。
【材料(作りやすい分量)】
ズッキーニ…1/2本
ツナ缶(オイル漬け。水煮も可)…70g
玉ねぎ…1/4個
A[レモン汁…小さじ2、塩…ふたつまみ]
レモンの皮…適量
【作り方】
1. ズッキーニは薄くスライスしておく。玉ねぎは粗みじん切りにし、水に5分ほどさらしたらザルに上げ、キッチンペーパー2枚で包むようにして水気を切る。
2. ボウルにAを入れ、油を切ったツナを加えて混ぜる。①を加えて和え、器に盛ってレモン皮を削りかける。
『クロワッサン』1170号より
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