100円ショップで買える、防災の優秀アイテム10。

「断熱タイプのアルミシートはよく見かけますが、これはポンチョ型なのが便利」（冨川さん）。さっとかぶれて、寒い避難場所ではインナー代わりにもなる。

「災害時には包丁よりも断然キッチンバサミがお勧めです」。理由はまな板なしで使え、洗い物をせずに済むから。こちらは、殻割りと栓抜きの機能がついた3wayタイプ。

「中が見えないポリ袋は、サニタリー関連や紙おむつなどの処理に重宝します」。消臭剤入りでにおいがもれにくく、使った後に結びやすい取っ手付きがありがたい。

「給水用のバッグは持ち手が付いていること、水を入れた際に自立することが大切」と、さまざまな給水バッグを試してきた冨川さんの感想。ちなみに備蓄で必要な水は1人1日3Lが目安。

メスティンとは飯ごうのこと。「お米だけでなく、煮込みや炒め物にも使えます」。別売りのメスティン折り（中に敷くシート）を使うと後片づけも楽に。

「災害時に水が使えない場合、使い捨て商品が便利」。まな板の上に敷いて、使ったらあとは捨てるだけ。シートに厚みがあるので、切ったものを運ぶのにもいい。

旅行用に作られた収納バッグをいざという時に有効活用。「収納部が2つあって、衣類を詰めたらファスナーを閉めて圧縮します」。使用前、使用済みのものと仕分けて使っても便利。

「ゴムの滑り止めが付いているので、災害時に重い荷物や壊れものを運んだりする際に、通常の軍手よりはるかに安全に行えます」。家族の人数分を用意して備えよう。

蓋にソーラーパネルが装着されていて、日中に太陽光を浴びさせると、夜に瓶の中のLEDライトが灯りランタンになる。「ベランダなど、普段使いで飾っていてもいいですね」。

マッチやライターで簡単に火がつく着火剤付きで1時間の焼き物料理ができる炭コンロ。「有事の際に温かい調理ができると気持ちがリラックスできます」。使い捨て。

家にストックのあるもので、いざという時にこんな使い方ができるというミニ知識をここでは紹介。まずは家庭用のゴミ袋。「イラストのように穴を開けると、ポンチョとしてかぶることができます」（冨川さん）。試してみるとわかるがこれが案外暖かい。ライフラインが途絶えた寒い季節の急場しのぎに、ぜひ覚えておきたい。