くらし

人それぞれの粋を感じる、うつわの使い方。【編集部こぼれ話】

9月8日発売の『クロワッサン』1101号「うつわと台所道具。」特集号のこぼれ話をお届けします。

約3年ぶりのうつわ特集。今回、工芸ライターの田中敦子さんのお宅で、撮影取材させていただきました。

20代の頃からうつわを集め続けている、という田中さん。コロナ禍で家時間を過ごす中で、うつわの見直しをしたのだそう。

日々の生活の中ではどうしても使いやすいうつわに手が伸びがち。なので食器棚の中の配置を見直してみたんです」。

七寸皿、耐熱皿、漆器に木のうつわ。

今回見せていただいたのは、田中さんが最近、普段使いにしているものばかり。

せっかく作家さんのものを買っても、お客様用に仕舞い込んでいてはもったいない。やっぱりうつわは日々使ってこそ価値があるとおもうんです」。

撮影後、田中さんお気に入りの沖縄やちむんのうつわで、お出汁をかけた鶏飯をいただくことに。本当においしかったです、ごちそうさまでした。

せっかくなので、食器が収納されたアイランドキッチン下の棚を最後に追加で撮影させてもらったのですが、なんとこのカットが、本特集の表紙に大抜擢! 
大切にしまわれた色も形もさまざまなうつわの佇まいのよさにもぜひご注目ください。(担当K)

今回の表紙にもなった田中敦子さんのキッチンと食器棚。奥の棚には普段使いのうつわや台所道具が、手前の棚にはそのほかのお気に入りのうつわが楽しく収納されている。

9月8日発売の『クロワッサン』最新号は「うつわと台所道具。」

今回の特集、うつわと台所道具。お気に入りの雑貨屋さん、旅先のうつわのお店、などで買い求めて、自分なりのコレクションを楽しんでいる人も多いのでは? けれど、いつのまにか、使いやすくて、似たようなものばかり使ったり、食卓に並べてしまう、ということもままあって。値のはる、作家もののうつわは、来客用に食器棚の奥にしまいこんでいたり。今回取材した「うつわ上手」たちは気ままに、自由に、器を楽しんでいる人たちばかり。ちょっとしたあしらい方で、毎日の食生活はもっと豊かになります。料理上手達にきいた、台所道具の一押しアイテムも必見! ぜひ参考にしてみて。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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