梅雨空ですね。はっきりしないお天気に心も体もモヤモヤする季節です。
モヤモヤといえば、長年、モヤモヤし続けていたのが「お金の管理」です。幾度となく「お金」特集を担当しても、重い腰が上がらない。投資だ、株だ、iDeCoだ、NISAだ。聞けば聞くほど、頭に靄がかかるようでした。同じような症状をお持ちの読者もきっと多いこととお察しします。
結果、なにもかも普通預金に入れっぱなし。ポイ活もしていなければ、節約意識も極薄……。やっていることと言えば、神頼みくらいです。そんな中、迎えた何度目かの「お金」特集。年齢的にもいよいよ後がない、そろそろ真剣に考えた方がいいということで、お尻に火がついた状態で取材を始めました。
担当したのは「年金」ページと、来年から始まる「新NISA」のページ。まずは自分のねんきん定期便のハガキを持って、いそいそとファイナンシャルプランナーのもとへ。年金にまつわる疑問解消と、ねんきん定期便の読み解き方を教えてもらうという企画だったのですが、開口一番言われたのは、「思ったより少ないですね」。
ガーン。す、す、少ないんだ。大丈夫か、私の老後! にわかに不安感倍増です。「不足分を補うだけの貯金はあるのか」、「退職したあとも稼げるあてはあるのか」。次々につきつけられる難題にお先真っ暗、未来に暗雲が立ち込める中、一縷の望みを託して、次は新NISAの取材へ。
ここでは、2024年1月から始まる新NISAのメリットを詳しく伺いました。聞けば聞くほど、なけなしの蓄えを普通預金に入れっぱなしにしていることがもったいない! ある程度時間をかけて運用すれば、多少なりとも育ってくれるはず。
「投資は長い目で見れば、人生の保険になる。未来の自分への仕送りです。始めるなら50代がラストチャンス!」。取材したFP山中伸枝さんのお言葉が刺さりました。