くらし

野菜と魚のオーブン焼きで冷蔵庫の野菜を一掃! 上田淳子さんのお助け野菜レシピ。

上田淳子さんが提案する持続可能なごはんづくり。半端野菜を使い切るレシピを紹介します。
  • 撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ(顔写真) 文・石川理恵

野菜と魚のオーブン焼き

野菜は10〜12分で火が通る大きさにカット。ブロッコリーは茹でるより火の通りが遅いので、小さめにして使う。

【材料(2人分)】
野菜500g(長いも、れんこん、ブロッコリーなど)
鯛の切り身 2切れ(200g)
オリーブ油 大さじ3
塩・こしょう 各適量

【作り方】
1.鯛は塩小さじ1/2をすり込み、5分ほどおいてさっと洗い流し、ペーパータオルで水気を拭く。軽くこしょうをする(半分に切ってもよい)。長いも、れんこんは、1~1.5cm厚さに切る(大きければ半月切りに)。ブロッコリーは小房に分けたものを、さらに2~3等分にする。
2.オーブンの天板にオーブンシートを敷いて野菜をのせ、オリーブ油大さじ2をかけて全体を混ぜる。表面に軽く塩、こしょうをし、皮目を上にした鯛をのせてオリーブ油大さじ1を全体にまわしかける。
3.220度(ガスの場合は200度)に温めたオーブンに入れ、鯛に火が通るまで10~12分ほど焼く。取り出して器に盛り、好みで塩、こしょうを足す。または、ゆずこしょうやポン酢醤油(共に材料外)で食べても。

\脱・献立!/冷蔵庫の野菜を一掃! 応用自在のお助け野菜メニュー。

野菜を無駄なく使いながら献立をまわすのは難しい。いっそ定期的に「使い切る日」をつくったほうが、日々の野菜不足も補えて気楽でいられる。今回、残り野菜約500gを使うメニューを考えた。野菜量の目安となるよう、直径18cm・深さ9cmの鍋にそれぞれ分量の野菜のみを入れてみたので参考に。

「ポイントは、いろんな野菜の個性を『派手な味』で包み込むこと。それが家族の好きな味ならば、歓迎されて半端野菜だとは思われないでしょう。みそバター味でまとめたり、単品野菜ならごま油で卵と炒めるのも万人受けしますね。レシピに書いた野菜以外では、玉ねぎやにんじんはどの料理にも使えますが、レタスなど水気の多い野菜は避けたほうが無難。ごぼうやナスなどアクの強い野菜も向き不向きがあります。つくりながら工夫してみてください」

上田淳子

上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

料理研究家

日々のごはんから本格フレンチまで、おいしくつくれるポイントをおさえたレシピが人気。『ラクするご自愛ごはん』ほか著書多数。

『クロワッサン』1078号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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