くらし

イタリア風クタクタ野菜のショートパスタで冷蔵庫の野菜を一掃! 上田淳子さんのお助け野菜レシピ。

上田淳子さんが提案する持続可能なごはんづくり。半端野菜を使い切るレシピを紹介します。
  • 撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ(顔写真) 文・石川理恵

イタリア風クタクタ野菜のショートパスタ

セロリが入るとおいしいから「この料理のために残った葉を冷凍保存しておく」と上田さん。

【材料(2人分)】
野菜 500g(キャベツ、ブロッコリー、セロリ、トマト、にんにくなど) ショートパスタ 100g
オリーブ油 大さじ3
塩・こしょう 各適量
粗びきこしょう・粉チーズ 各適宜

【作り方】
1.にんにくは薄切りに、それ以外の野菜は小さめのざく切りにする。鍋に野菜、オリーブ油、水1/3カップを入れてふたをし、中火にかけて野菜がくったりとやわらかくなるまで煮込む(煮立ってから20~30分が目安)。野菜をへらで軽く崩し、塩、こしょうで味を調える。
2.別の鍋に湯を1L沸かし、塩10gを入れる。パスタをパッケージの表示どおりに茹でる。
3.パスタの湯を切り、1の鍋に加えて全体を混ぜ、器に盛る。好みで粗びきこしょう、粉チーズをかける。

\脱・献立!/冷蔵庫の野菜を一掃! 応用自在のお助け野菜メニュー。

野菜を無駄なく使いながら献立をまわすのは難しい。いっそ定期的に「使い切る日」をつくったほうが、日々の野菜不足も補えて気楽でいられる。今回、残り野菜約500gを使うメニューを考えた。野菜量の目安となるよう、直径18cm・深さ9cmの鍋にそれぞれ分量の野菜のみを入れてみたので参考に。

「ポイントは、いろんな野菜の個性を『派手な味』で包み込むこと。それが家族の好きな味ならば、歓迎されて半端野菜だとは思われないでしょう。みそバター味でまとめたり、単品野菜ならごま油で卵と炒めるのも万人受けしますね。レシピに書いた野菜以外では、玉ねぎやにんじんはどの料理にも使えますが、レタスなど水気の多い野菜は避けたほうが無難。ごぼうやナスなどアクの強い野菜も向き不向きがあります。つくりながら工夫してみてください」

上田淳子

上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

料理研究家

日々のごはんから本格フレンチまで、おいしくつくれるポイントをおさえたレシピが人気。『ラクするご自愛ごはん』ほか著書多数。

『クロワッサン』1078号より

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