くらし

野菜と肉のトマト煮で冷蔵庫の野菜を一掃! 上田淳子さんのお助け野菜レシピ。

上田淳子さんが提案する持続可能なごはんづくり。半端野菜を使い切るレシピを紹介します。
  • 撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ(顔写真) 文・石川理恵

野菜と肉のトマト煮

「残り野菜でさっと煮ておき、子どもたちの朝ごはんで食べることも多かった」という上田家の定番メニュー。

【材料(2人分)】
野菜 500g(小松菜、玉ねぎ、しめじなどのきのこ類)
豚こま切れ肉 200g
カットトマト(缶詰)1缶(400g)
オリーブ油 大さじ2
塩・こしょう 各適量
一味唐辛子 適宜

【作り方】
1.小松菜は5cm長さに切る。玉ねぎは5mmほどの薄切りにする。しめじは石づきを切ってほぐす。豚肉に塩小さじ1/3とこしょう少々をもみ込む。
2.フライパンにオリーブ油を入れて中火で温め、豚肉を広げて入れ、表面をさっと焼く。トマト缶を加え、その上に1の野菜をのせてふたをし、5分ほど蒸し煮にする。
3.ふたを取って全体を混ぜ、煮汁にとろみがつくまで5分ほど煮詰める。塩、こしょうで味を調える。好みで一味唐辛子をきかせても。

\脱・献立!/冷蔵庫の野菜を一掃! 応用自在のお助け野菜メニュー。

野菜を無駄なく使いながら献立をまわすのは難しい。いっそ定期的に「使い切る日」をつくったほうが、日々の野菜不足も補えて気楽でいられる。今回、残り野菜約500gを使うメニューを考えた。野菜量の目安となるよう、直径18cm・深さ9cmの鍋にそれぞれ分量の野菜のみを入れてみたので参考に。

「ポイントは、いろんな野菜の個性を『派手な味』で包み込むこと。それが家族の好きな味ならば、歓迎されて半端野菜だとは思われないでしょう。みそバター味でまとめたり、単品野菜ならごま油で卵と炒めるのも万人受けしますね。レシピに書いた野菜以外では、玉ねぎやにんじんはどの料理にも使えますが、レタスなど水気の多い野菜は避けたほうが無難。ごぼうやナスなどアクの強い野菜も向き不向きがあります。つくりながら工夫してみてください」

上田淳子

上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

料理研究家

日々のごはんから本格フレンチまで、おいしくつくれるポイントをおさえたレシピが人気。『ラクするご自愛ごはん』ほか著書多数。

『クロワッサン』1078号より

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