「断水・停電時にトイレの備えがないと、人は水分や食事を控えるようになります。すると脱水症状や体力、免疫力の低下を引き起こし、命に関わる健康被害をもたらします」(辻さん)
断水しても汲み置きした水で流せばいいと考えるのは危険。損傷した水道管から汚水が漏れたり、流し切れずメタンガスが発生し爆発する恐れがあるからだ。災害用トイレが必須だが、市販品は家族が多いとコストがかかる。そこで、安くて簡単な災害用トイレの作り方を教えてもらった。便器が壊れても段ボールやバケツで同様にできる。
「災害時に慌てないよう、日常で試して、練習しておくことが肝心です」