5Gは5th Generation＝第5世代の略称で「第5世代移動通信システム」のこと。
日本のモバイル通信は1G（第1世代）の初代携帯電話「ショルダーフォン」から30年以上経て5Gまで進化。5Gの特徴は「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」の3つ。
5Gの最大通信速度は4Gの100倍。2時間の動画をたったの3秒でダウンロード可能に。
多数同時接続で、エアコン、テレビ、照明器具、ドアのキーなどをネットに接続してスマホ1台で管理できるようになりつつあるのも5Gの恩恵。
「5Gのサービスは2020年3月に開始されましたが、5Gに対応する基地局のエリアは一部に限定されています。私たちが5Gの効果を実感できるようになるまでには、もうしばらく時間がかかると思います」（増田由紀さん）
ソフトバンクは2024年1月までに、NTTドコモは2026年3月までに、3G（第3世代移動通信システム）回線の電波の提供を終了するという。
つまり3G回線使用のガラケーはゆくゆく使用できなくなる。
「とはいえ4G対応なら使えますし、ガラケーはしばらく存在するはず。ただしスマホのほうが有能なのでなるべく早く切り替えるのがおすすめ。
ガラケーからスマホに移行する際、シニア世代はドコモの「らくらくスマートフォン」やソフトバンクの「シンプルスマホ」などシニア向けのスマホを選ぶ傾向がありますが、安易に決めずにいろんなスマホと比べてみるといいでしょう。
シニア向けスマホは、メールを1通送るのにメニューが何度も表示されたり、強くタップして押し込まないと反応しなかったり。操作を間違えないための配慮だと思いますが、意外と厄介なんです。質問された家族も、使ったことのないスマホを教えるのは難しいですしね。できれば家族や周りの人たちと同じ機種を選ぶのが得策です」
スマホ活用アドバイザー
スマホ＆PCの使い方を学べる大人向けのオンラインスクール「パソコムプラザ」代表。『いちばんやさしい60代からのiPhone』（日経BP）など著書多数。
『クロワッサン』1072号より
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ（税抜き）の価格となります。
