お賽銭のルーツは稲穂。昔は日本人の主食であるお米や稲穂でしたが、やがて貨幣ができて、お賽銭が主流になりました。
神社のお賽銭は金額の多寡は問いません。あくまでも自分の懐具合に合わせて、感謝を込めて奉納できる金額を用意すれば大丈夫です。
ただし、賽銭箱に小銭を投げるのは、やめてください。賽銭箱まで進み出てそっと置くように入れるといいでしょう。
お札の場合は新券だとなおよいです。半紙を重ねて横に三つ折りにし、その中にお札を納め、表に「初穂料」と書いて、賽銭箱の中にそっと入れる。半紙が手持ちになければ、のし袋でも大丈夫です。小銭でも半紙か懐紙に包み、おひねりのようにするとより丁寧です。
神社にお参りするとき、あらかじめお賽銭を整えて準備していくことで、気持ちも整う。お参りは準備から始まっています。