すぐに伝えたい用件がある場合は、メールやメッセージアプリでのやりとりがスピーディで便利。でも、「コロナ禍で人と直接会う機会が減っている今だからこそ、温かみのある手書き文字は特別感が増し、気持ちを伝えるのに効果的です」というのは、よりよい人間関係を築くための、さまざまなマナーを提案している船田三和子さん。
「手紙は文字の上手い下手ではなく、相手を思って丁寧に書くことが大切。筆跡や行間などに気持ちが表れ、言葉以上のものとなるのが魅力なのです」
とはいえ、いざ封書をしたためるとなると少し堅苦しくなりがち。
「贈り物などに添えるならば、種類が豊富で、用途も幅広い一筆箋を。季節の挨拶などにははがき、お祝いやお礼にはカードがおすすめ。短い文章でも、心を込めて書けば充分伝わります」