健康は食べもので作られるからこそ、年齢を重ねるほど良質な食事を積極的に摂るべきという浜内千波さん。
「野菜や、たんぱく質豊富で健康維持に欠かせない食材をそろえておくためにも、冷蔵庫はゆとりのある容量のものを選んでいます。週1回のまとめ買いでも安心してしまえますよ」
家庭用では日本最大級の735リットルという大容量ながら、冷蔵室から冷凍室までどこも整然として見やすい。この一目瞭然の収納が、冷蔵庫を”食料たんす”にしないコツだそう。
極意は3つ。1つめは、中身がわかる状態でしまうこと。食材はすべて、透明のパックや保存袋、食品用ラップなどで管理し、中身が見えないものはふせんをつけるよう徹底。庫内が広くても、何があるかが一目でわかる。
「つい購入した状態でしまいたくなりますが、最初にひと手間かけると使い忘れを防げ探す手間を省ける、とメリットが大きいです。さっと出し入れできると、電気代の節約にもつながります」
2つめは、保存容器を活用すること。重ねることができるので空きスペースを作りやすい。
「鍋や皿での保存は、デッドスペースができやすいので、おすすめしません」
3つめは、置く場所を固定すること。浜内家では、冷蔵室の右側に、賞味期限が近い食材や日常的に食べるものを入れるのが鉄則だ。ルール化すると、家族が使っても整理した状態が保てる。
「冷蔵庫の整理は、食材を大切に扱うことと同じ。愛情込めて行いましょう」