「暦は昔の人が使っていたカレンダーです。季節の移り変わりを示した二十四節気、吉日、厄日、月の満ち欠け等、種々様々なことが記されています。これらは主に農作業の目安にされていましたが、現代でも日々の暮らしに役立てることができる情報です」
そう語るのは、暦を使った最良日鑑定などを行っている神社・仏閣コーディネーターの能津万喜さんだ。
暦注(れきちゅう)(暦に書かれていること)の中には、節句や節分など、年間行事として定着しているものがある一方、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)など、最近よく目にするものの、詳しくは知らない日も。そこで今回は、運気アップにつながると考えられる日を、具体的に教わった。
「縁起担ぎの基本である六曜(ろくよう)、干支(えと)を使って吉凶を占う選日(せんじつ)、季節の変わり目である土用の過ごし方等、詳しくご紹介します。暦に振り回されるのではなく、無理なく幸せになれる方法のひとつと捉え、ご活用ください。そしてこれを機会に、暦に関心を持っていただけたらうれしいです」