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【和田裕美のお悩み相談】母親とのちょうどいい距離感がわかりません。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は年をとって頼みごとをされることが多くなった母との関係に悩む女性からの相談です。

<お悩み>

80代の母に関する悩みです。
今年の頭に父が亡くなってからというものの、母が急速に年を取ったように感じます。
大きな病気をすることもなく比較的健康だった母ですが、父が亡くなってからは、食事の量が減り、心なしか姿勢も悪くなりました。
そんな様子ですのでもちろん心配しているのですが、一番の悩みは私や姉に様々な場面で頼るようになったことです。例えば、勤務時間中に大量のメッセージが届き、買い物や車での送り迎えのお願いをしてくるなどです。おそらく、一人でいるのが寂しくて買い物や送り迎えを口実に私や姉に会いたいのだと思います。
私たち家族は昔から仲が良く良好な関係を築いていましたので、母に対して嫌悪感は一切なく、そばにいてサポートしたい気持ちは山々なのですが、私たち姉妹にもそれぞれ家庭があり仕事もありますのでそうはできないのが現状です。
無茶な頼み事をされて断る度に母の期待を裏切っているような気がして罪悪感が募ります。
いっそ、一緒に住んだほうがいいのだろうかと考えましたが、「今の家を離れたくない」「高校生の娘や夫の環境を変えるのも悪い」などと思い踏み切れません。
これから母とどのような距離感で付き合っていけばよいでしょうか。
(朝に起きる/50代兼業主婦)

和田裕美さんの回答

朝に起きるさん、質問ありがとうございます。

私の想像ではありますが
すでにお母さんの要望に精一杯
応えようとされていますよね?
それなのに罪悪感を感じることなんて一切ないです。
逆にもっと「できる限りやっている私ってすごいな」と
自分を褒めてあげてほしいです。
仕事もして、家族もケアして、そしてお母さんも…
ほんとにもうすごいやっているじゃないですか。
そこに罪悪感って…
いや、どこにも「罪」も「悪」もないです。
それよりも
真逆の徳善感(こんな言葉ないですけど…(笑))
で、「徳」「善」という感情を自分に持ってあげてください。
100%できないことに対して
あまり自分を責めるのは自分がかわいそうです。

ところで、お母さんに事情は説明されていますか?
もし、まだならぜひ話し合ってみてください

1、まず、お母さんにスケジュールを渡してください。

そしてちゃんと説明します。
「この時間は仕事なので
 連絡もらっても返事できないときがある。
 この時間は食事の用意しているので
 送り迎えができないときがある。
 だから、断ることになるけれどごめんね。
 お母さんのこととっても大事で大好きだから
 毎回断るの辛いから、
 この時間は避けてもらえたら
 すっごく助かるんだけど、だいじょうぶ?」

そんな感じです。

2、お母さんを忙しくする

お母さんは時間が余っていて孤独なので
さみしくなるのです。
だから趣味とか、夢中になれることを
なにか見つけてあげられませんか?
もしくはお母さんにお願いできる用事はないですか?
買い物に付き合う日は
おかずを数品作ってと頼むとか
おべんとう作ってと頼むとか
「やること」を増やしてあげてください。

3、家族に協力を頼む

なにも一人で抱えることはありません。
ご主人やお子様に相談して協力を仰げばいいのです。
高校生のお嬢さんにおばあちゃんのケアをしてもらうとか
家の用事をやってもらうとか
とにかく誰かにヘルプというのです。
ダメ元でも言うだけで
家庭内の協力が若干変わる可能性もあります。

とにかく!
繰り返しますが
自分の人生は自分のものです。
あまりに周囲に気をつかいすぎて自分の気持ちを殺すと
大好きだった人さえ嫌いになることもあります。
だから、相手をずっと好きでいるために
自分を大事するのです。

和田裕美

和田裕美 (わだひろみ)

作家・営業コンサルタント

京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオやNHK Eテレ番組にレギュラー出演など多岐に渡り活動中。代表作に、『成約率98%の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版)、『いざという時に結果を出せる本番力』(ポプラ社)など。学校などで陽転思考の体験授業も実施。公式サイト

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