くらし

【和田裕美のお悩み相談】就職しても彼との関係を継続するべきか悩みます。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は彼との結婚に合わせて就職先を決めるべきか悩む学生からの相談です。

<お悩み>

私は今学生でお付き合いしている方がいます。しかし彼は2年浪人しており、就職する年が2年ズレることになります。彼は私との結婚を視野に入れている為、私は就職する場所を彼に合わせようとしました。ですが私が現実主義すぎてこのまま関係が続くとは限らない、更に私の飽き性という性格で既に冷めかかっているところがあり、中途半端だと相手にも申し訳ないのでいっそのこと別れた方がいいのかとも考えてしまいます。彼が提案した就職の地域も私が生まれ育ったところとは無縁で行く気がしません。どうすれば良いでしょうか。

(たんた/女性/20代の学生です。)

和田裕美さんの回答

たんたさん、こんにちは。
たんたさんはもう自分でどうしたらいいか
わかっていますよね?

実はもうこの質問のなかに全ての答えが詰まっているんです。
すっかり冷静に客観視されててすごいなと思います。

まず、以下の4つを見てください。
○このまま関係が続くとは限らない
○既に冷めかかっているところがある
○彼が提案した就職の地域には行く気がしない
○いっそのこと別れた方がいいのかとも考えてる

どうでしょう?
ここまで心のなかにもやもやしたものがあるのだから
ここで彼に合わせて生きるのは
とても自分を苦しめることになります。

では、答えが決まっているのに
今、決断できていないのはなぜか?
自分だったらと考えると
それはもう「罪悪感」しかありません。

「ああ、約束したのに申し訳ない」
「相手はその気なのに申し訳ない」
「愛してくれているのに申し訳ない」

ちょっとでもそういう気持ちがあると
「自分が悪いことをしているのかも」という気持ちも
同時に芽生えてしまうので
心のなかでは正直な自分が
「いやだ、いやだ」と言っているのに
なかなか行動できなくなってしまうのです。

だって、彼氏からしたら
たんたさんに振られるわけですから
少なくとも傷つきますからね。

でも、そんな罪悪感は必要ないです。
そのまま突き進むと
おそらく、たんたさんの自己分析による
「現実主義」「飽き性」ということから考えても
それに文面から感じられる(勝手な印象でごめんなさい)
自分をしっかり見つめている強さから考えても
「誰かの人生に寄り添う」ことはあまり向いてない気がするのです。

もちろん男性に合わせて生きていくことが幸せな女性もたくさんいます。
なにが正しいとかではなく
好きなように生きることで
たとえ誰かを傷つけたとしても
自分を傷つけるよりはずっとマシだと思うんです。

そこで、たんたさんがまだ彼を好きならの場合は、
彼に正直に「あなたの就職先に合わせたくない」と
伝えてみて
彼が「だったら、僕が就職するまでは
   好きなところに住んでみたら?」と
言ってくれたら
そのときに別れるか、しばらく付き合ってみるか
考えてみたらどうですか?
彼が就職するまで2年もあるので
そこで自分のやりたいこと、住みたい場所、
想像できる未来をじっくり考えてください。

あと、恋愛期間は3年で終わりますので(笑)
飽きるのはほぼほぼ共通案件です。

そこからさらに愛を育める相手かどうかは
たんたさんのほうで見極めてください!

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
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