くらし

【和田裕美のお悩み相談】腕はいいが経済に疎い料理人の夫との関係に悩んでいます。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は、親に借金しながら料理人の夫を支えている妻からの相談です。

<お悩み>

意思決定を先延ばしにする主人のことで相談します。
自営で夫婦で飲食店をしています。
主人は料理以外の事は全くしません。確定申告も一度も目を通したことがありません。赤字が続き、私がコンサルの勉強会に参加し、一時的に一気に売上が伸びましたが、根本改善がされていないので、その場しのぎで、何を勉強してきてるんだと怒り始めました。ただ料理の腕は超一流です。
次第に資金繰りが苦しくなると、子供の預金を借り、銀行以外から借り、足りなくなると私の実家から借りてくれと言われるようになりました。何度も廃業しようと持ちかけましたが、俺の人生終わりだ、惨めだとなげき、誰にも相談せず石の様に固まりため息ばかりついて、しまいには仕事中でもお店のお酒を毎日ビールジョッキで7~8杯飲むようになりました。
その間私は妹に毎日相談し、コンサルの勉強会にも参加して、同業者の方からたくさん成功例のアドバイスももらい続けました。
でも子供の授業料も払えなくなったので、「孫には責任はない」と私の親が出してくれました。親には新築の家が一軒建つほどの金額を支援してもらうことになってしまいました。
そして、子供達も各々350万ずつ奨学金を借りることになりました。途中で廃業するという決心をしていたら、子供もここまで奨学金を借りなくても済んだはずです。
親も主人の誠意が見えない、酒の飲み過ぎで、体を壊してしまったので 離婚しろと怒っています。
今後5年をめどに借金を住宅ローン以外完済したいです。
なぜなら子供も年頃になり、親に借金がある為に破談になったと言う話を聞きました。子供には借金の事何処まで話してもいいものか悩んでいます。
今、住宅ローンや保険、携帯電話 の見直しを始めました。
整理できるものは整理し、今すぐ離婚は考えていませんが、主人と少し距離をおきたいです。
この夫と今後どのように付き合っていけばいいでしょうか。アドバイスをお願いします。

(相談者: めるしー/女性/今は販売職 50代の社員です。就職する長男と専門学生の長女がいます。)

和田裕美さんの回答

実はわたし、「ただ料理の腕は超一流です」というフレーズに
心を奪われてしまいました。
どんな料理なんだろう?フレンチか?中華か?と
妄想が膨らみました。おいしそう……。
と……そんなことよりめるしーさんのお悩みです!
めるしーさん、大変でしたね、ほんとうに。
お子様が大きくなるまで、必死で支えていらしたんだなあと
頭が下がる思いです。

まず、
1「借金やローンを返済すること」
2「子供に借金のことを話すこと」
3「ご主人と距離を置くこと」
が、解決したいことですよね?
それなら、ご主人に「お金がない、お店は継続できない、もう借金もできない
どうしたらいいか決めてください」としっかり言う。
決める期限を設けてそれまでに返事ない場合は
引越し資金とかあれば話は別ですが
お金がなくすぐには無理なら借りたお金の返済のために働いてもらう。
それを受け入れないのなら離婚前提の別居。
折り合いがつかないなら弁護士立てる。
その後、お子様に話すこと、あまり気にしないで正直に言うことです。
「お金ないから自分で稼ぐ」と自立してくれる場合もあり
結果的によい方向に向かうことも少なくないです。
今、起こってないこと(結婚破たんとか)は心配しても仕方ないので今は考えない。

これが、お悩みを「的確に処理」する方法です
けっこう決断力いりますが、先延ばししたくないのなら
もう突破しかないです。

ただ、今まで「もう赤字で無理!」と思いながらも
親に借金をしながらでも、続けてきたのは
なぜかなとわたしは思います。
ご主人の腕を信じて支えていらしたのではないですか?
そして、暖かい家族があるからではないですか?
だから、ほんとうは
こんなふうに「処理」するなんてなかなかできなくないですか?
ご主人は経営に向きません。好きなことには夢中になるけれど
他のことには頭がまわらない職人さんです。
(想像ですが純粋な方なのかもしれません。
そして、どこか魅力がありそうです。)

だから、もし、一緒の人生を考えるのなら
お金の管理はめるしーさんがすべてやる。
ぜったいに親に借りない。(借りられるから甘えるのです)

根本理由がわからないのですが
赤字になるのは、経費が高すぎることと、お客さんの単価が安いこと、
客数が少ないことですよね。
借金を返しながら生活できるには
いくら売上があればいいのか?そのためになにをするのか?
もう無理かもしれませんが、
そして今までどこまで手を尽くしたのか
わかりませんが、
「お店を立て直すこと」もわずかに残っている
選択かなとも思っています。
「料理の腕は超一流」ならば
お客さんが付いてるはずだし。

とにかく、上記どっちか決める。
腹をくくったら、もう迷わない。そして前に進むのです。

ところでお店はどこでしょうか?
行きたいです。(笑)

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。最新刊は『稼げる技術』(ダイヤモンド社)。
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