くらし

西荻窪の小さな市場。【編集部こぼれ話】

6月10日発売の『クロワッサン』最新号、「夏の不調を防ぐ、薬味とスパイス。」のこぼれ話をお届けします。

各地で夏日を記録し、梅雨入りのニュースも聞こえるようになった6月。
なんだか体もだるいし、頭もはっきりしない。こうなると、俄然スパイシーな料理が食べたくなります。

タイ料理にインドカレー、四川料理のヒリヒリした辛さも恋しいけれど、これまでのように気軽に外食に出かけられないのが悩ましいところ。そんな折、最新号の取材でスパイス専門店にお邪魔する機会に恵まれました!

訪れたのは東京・西荻窪にあるオーガニックスパイス専門店『エヌ・ハーベスト』。
日頃からこの店を愛用する料理家・松見早枝子さんと訪問し、店主・鈴木裕さんにスパイスの基本を教えてもらおうという企画です。

こちらのお店、外観からは、一見何屋さんかわかりません。一歩店内に入ってみても、これがまたスパイス専門店らしからぬにぎやかさ! 
壁には大小さまざまな木の匙が掛けられ、片隅には見事な風合いのキリムが何枚も。スパイスだけでなく、ドライフルーツやお茶、珍しい豆類、穀類も並んでいる。まるで異国の市場に迷い込んだような楽しさなのです。

取材を無事に終え、その後は松見さんもスタッフも完全にお買い物モードに突入。ちょうど外出自粛期間でもあったので、みんな“何か買いたい欲”がマックスだったんですね。異国情緒を感じる店内では旅先にいるような錯覚も起こし、あれもこれもと欲張ってしまいました。戦利品をたっぷり手にして、ウキウキと帰路についたのは言うまでもありません。

読者の皆さんも西荻窪へお出かけの際はぜひ。スパイスはもちろん、素晴らしい手仕事が見られるキリムは一見の価値ありですよ。

編集・T

雑貨店のような外観。
松見さんと鈴木さんの話も弾みます。
ドライフルーツはおやつにぴったり。
スパイスはすべてオーガニック。

6月10日発売の『クロワッサン』最新号は「夏の不調を防ぐ、薬味とスパイス。」

夏、寒暖差に疲労が増した時、だるさが取れない時、香辛料をきかせた料理が無性に食べたくなるのは、それらの薬効を自然とからだが欲しているから。食欲増進、冷え解消、消化促進にリラックス効果まで。薬味やスパイスが持つチカラは枚挙にいとまなし。
その効能を充分に理解するスパイス王国インドでは、“食べる薬”として日々の食生活に根付いている。彼の国に倣って、数多あるチカラを味方につけよう。おいしくすこやかな発見に出合えるはずだから。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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