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少しの工夫で、芸術的な一枚に!? スマホカメラのマル秘上達術。

操作が簡単で手軽なスマホカメラ。でも上手に撮れません……。大丈夫、このページを実践すれば、写真は絶対うまくなります!
  • 撮影・矢島直美 文・河野友紀
矢島直美(やじま・なおみ)さん●写真教室「たのしいカメラ学校」を主宰。企業への写真指導も。著書に『カメラ1年生 iPhone・スマホ写真編』(インプレス)など。

スマートフォンが広く世に出て10年余り、カメラの性能も上がり、一眼レフもびっくりの素敵な写真が撮れるツールに。でも、いまいち上手に撮れない……と思っている人も多いのでは。

「大丈夫! ちょっとのコツを覚えるだけで、格段に写真は良くなりますよ」

と言うのはカメラに関する著書もあるカメラマンの矢島直美さん。企業広告のSNSのディレクションなどでも活躍する、スマホ写真マスターです。そんな矢島さんに、iPhoneをベースにスマホ写真上達術を聞きました。

「まず大切なのは、明るいところで撮影すること、ピントをしっかり合わせること。そして写真は、実は撮ったあとも大切。明るさを変えたり色を整えたりなどの補正をし、仕上げます。デジタルカメラで撮った場合、補正はパソコンがなければできませんでしたが、スマホカメラの最大の長所は、その作業がスマホの中でできること。いずれも決して難しい作業ではないので、覚えると、驚きのクオリティの写真になりますよ」

撮る前に知っておきたいスマホカメラの9カ条

1.グリッド線を使う。

2.画面の比率を決める。

3.真上から撮るときは+印を意識する。

4.ピントを合わせたいところを、指でタップし、ピントを決める。

5.太陽マークが出たら指を上下にスライドさせて、明るさを調整する。

6.静止画を撮るなら「Live Photos」はオフに。

7.画面をピンチしてのズームは、画質が落ちるので要注意。

8.レンズは毎回拭く!

9.カメラはブレないように固定する。

基本のカメラ操作画面がこちら

1.グリッド線を使う。

画面に、縦と横の線〈グリッド〉を出すことで、被写体の水平垂直がきちんととれるように。正面から撮るときは縦と横の線を、斜めから撮る場合は縦の線をガイドにしましょう。【設定】→【カメラ】→【グリッド】をオンにする。

2.画面の比率を決める。

◯インスタグラム愛用者なら「スクエア」にして撮影するのがおすすめ。

4:3の長方形に加え、スマホは1:1の正方形での撮影も可能。撮影前に、撮りたい比率の設定を。iPhoneの場合、画面を指で軽くなで上げると、【スクエア】【4:3】などと表示されるので、好みの比率をタップし変更が可能。

〈 スクエア 〉
〈 4 : 3 〉

3.真上から撮るときは+印を意識する。

iPhoneの場合、カメラを被写体に対して平行に構えると、液晶画面の中央に、白と黄色、2つの「+」の印が出ます。これがピタッと重なったところが、傾きのない真俯瞰の状態です。これを目安に撮影しましょう。

4.ピントを合わせたいところを、指でタップし、ピントを決める。

ピントを合わせたいところを指でタップすると、黄色い枠が表示されます。一度ピントを合わせたあとは、カメラを動かさないこと。近づけたり遠ざけたりするとピントはズレます。構図を変えたいときは、改めてピントの合わせ直しを。

5.太陽マークが出たら指を上下にスライドさせて、明るさを調整する。

◯上に上げると…画面が明るくなる
◯下に下げると…画面が暗くなる

ピントを示す黄色い枠の横に太陽マークが表示されます。この状態で、どこでもいいので画面に指を当てて上下に動かすと、画面の明るさが変わります。矢島さん曰く、「一般的に明るいと爽やかに、暗いとしっとりした印象に」。

〈 明るい 〉
〈 暗い 〉

6.静止画を撮るなら「Live Photos」はオフに。

◯iPhoneのみの機能(Androidの一部の機種にも同様の機能あり)

シャッター前と後の各1.5秒、合計3秒の映像と音を記録するこの機能。動画から「いい瞬間」を静止画にも切り出せるので、動く被写体の撮影におすすめ。動画の必要がなければ、右上の丸マークをタップし機能をオフにできます。

7.画面をピンチしてのズームは、画質が落ちるので要注意。

液晶画面を2本の指で広げるように動かす〈ピンチ〉を使うデジタルズームは、画面の一部を切り取って拡大しているだけなので、画質が落ちてしまいます。まずはカメラを持つ自分自身が被写体に近づくのが基本。画質の劣化を防げます。

8.レンズは毎回拭く!

意外に見逃しがちなのがこれ! 常に持ち歩いているスマホには、手の脂や汚れがついており、カメラのレンズも同様。撮る前にハンカチなどでさっと拭くだけで、写真の鮮明さが格段に変わります。こまめに拭くクセをつけましょう。

9.カメラはブレないように固定する。

ピントをしっかり合わせたとしても、シャッターを押す瞬間にカメラがブレたら元も子もありません。カメラは両手でしっかり持つ。テーブルなどがある場合は直接置いて固定する、というのもおすすめです。

〈 脇を締めて固定 〉
〈 机に置いて固定 〉
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