スマートフォンが広く世に出て10年余り、カメラの性能も上がり、一眼レフもびっくりの素敵な写真が撮れるツールに。でも、いまいち上手に撮れない……と思っている人も多いのでは。
「大丈夫! ちょっとのコツを覚えるだけで、格段に写真は良くなりますよ」
と言うのはカメラに関する著書もあるカメラマンの矢島直美さん。企業広告のSNSのディレクションなどでも活躍する、スマホ写真マスターです。そんな矢島さんに、iPhoneをベースにスマホ写真上達術を聞きました。
「まず大切なのは、明るいところで撮影すること、ピントをしっかり合わせること。そして写真は、実は撮ったあとも大切。明るさを変えたり色を整えたりなどの補正をし、仕上げます。デジタルカメラで撮った場合、補正はパソコンがなければできませんでしたが、スマホカメラの最大の長所は、その作業がスマホの中でできること。いずれも決して難しい作業ではないので、覚えると、驚きのクオリティの写真になりますよ」