「常に棚を商品で満たしておくことは小売店に多大な負担をかけ、食品ロスにもつながります。欲しかった食品がなくても、別のもので対応する。そんな思考の転換も必要ですよね」
また、野菜などの「見切り品」を積極的に使うことも、廃棄処分を減らす助けに。いずれもあるものでレシピを考える応用力がカギだが、それは、
「家庭で眠っている食材の使い切りにも有効です」と、井出さん。なかでも野菜の次にロスになりやすい調味料は、
「例えばナンプラーはアジア料理だけでなく、お味噌汁や炒め物にたらしてもおいしい。鍋の季節を過ぎて余ってしまったポン酢は、浅漬けにおすすめです」
発想力豊かに、楽しみながら食品ロスをなくしたい。