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ジャーマンポテトサラダのレシピ【松田美智子さんの定番料理】

「家庭料理の香りと味は、幸福な記憶になる」とは、料理家・小林カツ代さんが生前残した言葉。
家族みんなの記憶に残るひと皿は、特別豪華でなくていい。一見地味でも、ただ“おいしい”だけでいいのです。そのために、定番料理をワンランクアップさせるコツをプロが指南。食卓を囲む笑顔がきっと増えますよ。

撮影・青木和義 文・板倉ミキコ

ジャーマンポテトサラダ

ジャーマンポテトサラダのレシピ【松田美智子さんの定番料理】

メインの具は、じゃがいもと玉ねぎのみというシンプルさ。

「じゃがいもをくずしすぎずゴロッとした食感を残しておいしさを味わいます。翌日、生ハムと一緒にサンドイッチの具にしても」

【材料(作りやすい分量)】
じゃがいも(メークイン)500g 塩大さじ1 三温糖大さじ1 玉ねぎ1個(みじん切りして水にさらす) B[卵黄2個(常温) 塩小さじ1/2 白ワインビネガー大さじ1と1/2 フレンチマスタード大さじ1 レモン汁大さじ2] オリーブオイル1/2カップ 塩・白こしょう各少々 シブレット1束 アーモンドスライス1/4カップ

【作り方】
1.厚手の鍋にじゃがいもと塩、ひたひたの水を入れて蓋をし、中火で竹串がすっと通るくらいに火を通す。
2.1が熱いうちに皮をむいてボウルに入れ、木ベラなどで粗くくずす。すぐに三温糖をまぶし全体を合わせる。
3.マヨネーズソースを作る。Bをフードプロセッサー等でなめらかに混ぜ、オリーブオイルを少量ずつ加えてその都度混ぜ合わせる。水気を絞った玉ねぎ、塩、こしょうとともに2に混ぜ、粗熱が飛んだら小口切りにしたシブレットを加え混ぜる。
4.冷蔵庫で3~5時間置くと味がなじむ。味を見て足りない場合はマヨネーズソースを足す。食べる直前にから炒りしたアーモンドを散らす。

【コツ!】

じゃがいもは熱いうちに皮をむくと、下味がなじみやすいし潰しやすい。キッチンペーパーや布巾などを使い、スピーディに作業しよう。
じゃがいもは熱いうちに皮をむくと、下味がなじみやすいし潰しやすい。キッチンペーパーや布巾などを使い、スピーディに作業しよう。
 「食材の味をしっかり感じられ、 満足感を得られる料理が好き」
「食材の味をしっかり感じられ、 満足感を得られる料理が好き」

松田美智子(まつだみちこ)さん●神奈川県鎌倉市出身。和食文化に精通し、食感と食材の味を活かしたレシピに定評がある。「日々の料理は生活を楽しむためにあるのだと思います。手間をかけずに美味しく仕上げるコツを身につけ、盛り付けにほんの少し気を使うだけで、見た目も味も格段に変わるものです」

『クロワッサン』1005号より

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