くらし

イラストレーターの安ケ平正哉さんが手みやげに推薦!『南部せんべい乃巖手屋』の胡麻せんべい&チョコ南部アイス

  • 撮影・谷 尚樹 文・黒田 創

おやつであり食事であり。味はもちろん懐の広さも魅力。

青森県八戸市出身のイラストレーター、安ケ平正哉さんにとって、南部煎餅は故郷のソウルフードなのだそう。

「子どもの頃、実家では常に食卓に置いてあるのが当たり前で、それはどこの家でも同じ。大人も子どももしょっちゅう食べてました。八戸には煎餅汁という名物の鍋がありますが、それも決して奇を衒ったものではなく、南部煎餅に馴染んでいるからこその料理。僕らにとっておやつであり食事でもあるんです」

当時は街中におばあちゃんが手焼きする小さな煎餅屋がたくさんあったという。それだけ生活に根付いていたのが窺える。

「本当に素朴な味ですよね。僕はパリパリとした何も入っていない白煎餅が好きで、昔はマーガリンやジャムを塗って食べていました。あとは昔ながらの胡麻が入ったタイプも好みです」

地元では南部煎餅のルーツがいくつも伝えられているのも興味深い。

「有力なのは長慶天皇または八戸南部氏創始説ですが、八戸の近くに新郷という村があって、そこにはイエス・キリストが渡来したとの説があり、キリストの墓なるものまで存在する。その説と絡めてキリストが食べていたパンに似せて作ったのが南部煎餅だという言い伝えがあります。都市伝説的ですが(笑)、そんな懐の広さも南部煎餅ならではかなと」

そんな安ケ平さんの南部煎餅好きは、ちゃんと家族にも継承されている。

「ウチの奥さんは九州出身で、初めて食べた時に“こんなに素朴な煎餅があるなんて”と驚いてました(笑)。あと娘が数年前滋賀に嫁いだのですが、先日チョコ南部アイスを送ったらすごくおいしいと言ってくれて……。関西だと買える機会も少ないですからね。娘が小さい頃は実家によく遊びに行って煎餅を食べていたので、昔を思い出してくれたのかなと思うと父としてはうれしい限りですよ」

安ケ平正哉(やすがひら・まさや)さん
イラストレーター。
1960年生まれ。『クロワッサン』をはじめとする雑誌や書籍のカバーイラスト、挿絵、広告、WEB、さらにはキャラクター制作など幅広く活躍。2016年日本挿絵大賞入選。
yasu-gahira.myportfolio.com

南部せんべい乃巖手屋(なんぶせんべいのいわてや)●岩手県二戸市石切所字荒瀬65-3(2door店) TEL.0195-22-2222 営業時間:10時~18時、休業日はHP営業カレンダーにて確認。ほか東北地方に直営店7店舗、全国に取扱店あり。写真は胡麻せんべい(おばあちゃん) 12枚入り 330円、チョコ南部アイス 6個入り 3,407円。クッキー生地に落花生を加えたまめごろう(6枚入り 500円)も人気。ネット購入可。www.iwateya.co.jp

『クロワッサン』1004号より

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は本体のみ(税抜き)の価格です。税込表記の商品は、配信日が2019年9月30日以前の記事は消費税8%、2019年10月1日以降に配信の記事は10%(軽減税率適用のものは8%)が含まれています。

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