胸膜炎 (きょうまくえん)

原因と特徴

胸膜炎は肺や胸壁を覆う胸膜が炎症を起こす病気です。胸膜が炎症を起こす原因はさまざまですが、感染症の影響が多いと言われています。また、悪性腫瘍膠原病インフルエンザ関節リウマチなどの病気のほか、薬剤や外傷、アスベストなども発症の要因になることがあります。その症状は、息苦しさや胸の痛みがあらわれ、深呼吸すると胸の痛みを感じるため、小刻みで浅い呼吸をするようになります。そのほか、咳や発熱、人によっては背中の痛みなどを感じる場合もあります。また、原因疾患に関連した症状が併発することもあり、インフルエンザであれば高熱や関節痛、倦怠感が生じます。

治療

症状を和らげるための対応療法と、胸膜炎の原因に対する治療を行います。具体的には鎮痛剤の使用や、胸に針を刺して排液する治療など原因に対してアプローチしていきます。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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