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自律神経の乱れはイライラのもと。呼吸法を見直して、心身を整える。

すぐイライラしてしまうのは、実は、自律神経の乱れが原因かも?
身体のメカニズムを踏まえた呼吸法で心身の不調を整えていこう。

撮影・森山祐子 スタイリング・仮屋園寛子  ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・イリー 文・板倉ミキコ

まずは普段の自分の呼吸との違いを体感してみよう。

力みと緊張を解放し、本来の呼吸を体得。

森田さんが提唱している呼吸法は、身体の動きに合わせて自然と息が出ていき、吸いたくなる気持ちに合わせて吸うというもの。

「上記の一連の動きをすると、前屈すれば息を吐き出したくなり、身体を元に戻すと吸いたくなります。人間の胴体を一つの容器に例えると、容器が狭くなると息は出ていくし、戻れば息も戻る。これは私たちの身体に備わっている自然の働き。でも緊張や力みが強い人は、前に倒れたときに息が止まったり、息を吸ってしまうのです」

自然呼吸が身につけば、仕事中や家事をしているとき、人と話しているときに息が浅くなったり、無意識に力んでしまう呼吸との違いに気づけるようになるのだ。

「鼻で吸って口で吐きますが、頑張って呼吸しようと思うと力みます。特に吐くときの口に注意。唇を尖らせず、“ふ”と“へ”の間のような脱力した形で吐いて。身体の中心に息が収まる感覚が生まれ、頭がすっきりしてきますよ」

【 基本となる自然呼吸 】ゆっくり10〜20回

1.椅子に浅めに座る。足をこぶし1個分開き、膝の真下より少し遠めに置く。両足の指先はまっすぐ前に。両手のひらを上に向け、脚の付け根近くに置く。肩の力は抜いて。
1.椅子に浅めに座る。足をこぶし1個分開き、膝の真下より少し遠めに置く。両足の指先はまっすぐ前に。両手のひらを上に向け、脚の付け根近くに置く。肩の力は抜いて。
2.息を吸ってから上半身をゆっくり前傾。身体の重さを使いさらに深く倒す。
2.息を吸ってから上半身をゆっくり前傾。身体の重さを使いさらに深く倒す。
3.両肘の力を抜き、ダラリと両手を床に預ける。手の甲側が床につくようにする。頭、膝、足首の力も抜く。この状態で息を吐く。
3.両肘の力を抜き、ダラリと両手を床に預ける。手の甲側が床につくようにする。頭、膝、足首の力も抜く。この状態で息を吐く。
4.吐ききったら両腕はダラリと落としたままでゆっくり身体を起こす。起き上がったところで息を吸う。その後また1から繰り返す。気持ちが落ち着くまで10〜20回。
4.吐ききったら両腕はダラリと落としたままでゆっくり身体を起こす。起き上がったところで息を吸う。その後また1から繰り返す。気持ちが落ち着くまで10〜20回。
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1.椅子に浅めに座る。足をこぶし1個分開き、膝の真下より少し遠めに置く。両足の指先はまっすぐ前に。両手のひらを上に向け、脚の付け根近くに置く。肩の力は抜いて。
2.息を吸ってから上半身をゆっくり前傾。身体の重さを使いさらに深く倒す。
3.両肘の力を抜き、ダラリと両手を床に預ける。手の甲側が床につくようにする。頭、膝、足首の力も抜く。この状態で息を吐く。
4.吐ききったら両腕はダラリと落としたままでゆっくり身体を起こす。起き上がったところで息を吸う。その後また1から繰り返す。気持ちが落ち着くまで10〜20回。

タンクトップ6,000円、ブラトップ9,000円、レギンス1万1000円(以上ダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL.0120-307-560)

『クロワッサン』994号より

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