考察『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』10話「おさらばえ」…瀬川(小芝風花)と蔦重(横浜流星)の夢と絆。瀬川を迎える鳥山検校(市原隼人)の表情が気になる
文・ぬえ イラスト・南天 編集・アライユキコ
種蒔き完了
久しぶりの江戸城、将軍家と幕臣たちパートである。
9話(記事はこちら)のラストで田安徳川家の賢丸(まさまる/寺田心)の呟いた「種を蒔けばよい」の意味は、田安徳川家を徳川将軍家と結びつけること。すなわち妹の種姫(小田愛結)を10代将軍・家治(眞島秀和)の嫡男、次期将軍の家基(奥智哉)に輿入れさせる計画だった。
これを田安家からの申し入れではなく、将軍・家治からも家基からも信任篤い老中首座・松平武元(たけちか/石坂浩二)の進言という形を取れるよう、賢丸は考えを巡らせた。もともと武元は賢丸を反・田沼意次(渡辺謙)派に取り込むため後押ししていたとはいえ、水面下での動きにも気を配るとは抜かりない少年だ。
賢丸の白河松平家養子の話を敢えて蒸し返し、この養子縁組を飲むことと引き換えに、種姫を家基の御台所(将軍正室)とする前提で家治の養女とする。この形で田安家の面目を保つというのが、表向きの理由である。真の狙いは当主不在となっても、御三卿・田安家から田安血筋の将軍を生み出す。その種蒔きを完了したのだった。
ことの仔細を将軍・家治から聞いた田沼意次は愕然とする。
意次「今この話を聞いて、田沼のこの先が明るいと思う者はおるまい。人が離れてゆく」
血筋や先祖の功績などの武家としての拠り所がない田沼意次にとって、求心力の低下は命取りになりかねない。
この話を受けての、意次の嫡男・意知(おきとも/宮沢氷魚)の呑気さにドキッとした。
家基が将軍となり、種姫がその嫡男を産むとなれば、賢丸は将軍の叔父である。田沼家を敵視している家基、その嫡子が幕府の頂点に立ち、賢丸が将軍補佐役となったとき、田沼にとって良いことは一つも起こらないだろう。意知は「西の丸様(家基)が将軍になられるのはまだまだ先。さように思いつめられずとも」と意次をなだめるが、家基が将軍となる頃とは意知自身が幕府の要職に就いている頃だ。父を気遣っての方便ではなく心からそう言っているのであれば、その危機感のなさが心配になる。
平賀源内、絶好調
鳥山検校(市原隼人)による五代目瀬川(小芝風花)の豪儀な身請け話は江戸市中で話題になっている。瀬川最後の花魁道中は年の暮れ。それに合わせて「吉原細見」を売っちまえば、正月に地本問屋らが出す「吉原細見」を潰せる。ついでに瀬川の次に売り出す花魁たちをずらりと並べた女郎絵を新しく出版しちまえば西村屋(西村まさ彦)の『雛形若菜』も潰せる。こんな一石二鳥・三鳥企画を、蔦重(横浜流星)は忘八連合から任された。
さっそく江戸市中にリサーチに出かけたら、蔦重が出した『吉原細見・籬(まがき)の花』は本屋では扱われていない。それどころか「吉原者は『籬の花』を、欲しけりゃ吉原まで買いに来やがれと言っている」「吉原者が江戸市中で商いをさせろと無体なことを言うので、地本問屋が丁寧に話し合いをしようとしたのに殴られた」と悪評が広まっていた。
もちろん、悪い噂の出所は鶴屋喜右衛門(風間俊介)はじめ地本問屋仲間だろうが、「吉原者が江戸市中で商いすること自体が道理に合わない」「理不尽な暴力も吉原者ならやるだろう」という吉原者への差別と偏見が、噂に説得力を持たせている。
これでは新しい女郎の錦絵を出しても売れないだろうと渋い顔をする蔦重は、偶然出会った平賀源内(安田顕)と須原屋市兵衛(里見浩太朗)に相談することにした。
相談を瀬川身請けについてだと早合点して「お前さん、もうなんかやったの? なにやった?」となぜか喜ぶ源内先生、今回も絶好調だ。「落ち着いて聞いてもらえねえですか?」と、源内の扱い方がわかってきた蔦重の対応ともあいまって笑ってしまう。
芝居小屋が立ち並び、役者らが通りで稽古をし、ご贔屓の観劇に来たと思しきお嬢さんらが楽しげに歩く。蔦重らが歩く場面から、この町の活気が伝わる。江戸の人形町(現在の東京都中央区)は、エンターテイメントの町である。幕府が開かれて間もない寛永元年(1624年)頃に、京都から江戸に下った役者・猿若勘三郎が、続いて堺の村山又三郎がこのあたりに歌舞伎小屋を作り、興業を始めたのが江戸歌舞伎の起こりだという。その周辺には人形浄瑠璃の小屋や曲芸、見世物小屋なども立ち並び、天保の改革(1831年~1843年)で幕府により浅草に芝居小屋を移転させられるまで、芸能の中心地だった。
陰間茶屋(若い男娼の茶屋)も集まっていて、ドラマ内で源内がうきうきとこの界隈に駆け込み、若い男と寄り添って淫靡な雰囲気を醸し出すのは、陰間の存在を表現していると思われる。平賀源内はガイドブック『江戸男色細見』を明和元年(1764年)に手掛けた。
ところで源内先生はわかるけど、須原屋さんはなんの用があったんでしょうね。書物問屋は役者絵などエンタメ系の出版物は基本的に扱わないし、「まただよ」と源内先生に呆れていたから、この町の茶屋に馴染みがいるわけでもなさそうだし……。
女郎たちの日常生活の場へ
源内と須原屋は親身になって蔦重の話を聞いてくれた。源内は、やりたいようにやればよい、お前さんのやりたいことはなんだと問う。
蔦重「俺は吉原を昔のように江戸っ子が憧れるところにしてえです」「見下されるんじゃなくて、そこにいる花魁なんてのは男にとっては高嶺の花で、すげえ大事にされて。そこにいる女郎たちにとっちゃあいい出会いに恵まれて、辛えことより楽しいことのほうが多い。吉原をそんな場所にしてえです。で……あいつを喜ばせてえ」
世の中の価値観をひっくり返すという壮大な夢だ。女郎を、吉原を見上げられる存在に。
源内は蔦重の言葉から瀬川の想いが彼に通じたこと、ふたりの恋が既に終わったことを感じ取る。蔦重を励ますように「みんなが仰ぎ見るところに変えてやろうぜ! 千代田のお城みたいによ」と明るく持ち掛ける。これに蔦重が閃いた。
将軍様に吉原で作った女郎絵を献上する! 実際に将軍が手に取って見なくても、献上した事実と「上様がご覧になった」という噂さえあればよい。そうすれば吉原の格も上がる。蔦重はブランディング戦略を思いついたのだ。
賤業と見なされている遊郭から、この世の頂点である将軍に働きかけるなど奇想天外な企画と思いきや、須原屋も「少なくとも、田沼様までは届くよな?」とノリノリだ。源内は将軍の側近である老中・田沼意次と親しい。
この話に源内だけでなく須原屋も乗ってくるのは、納得できる。
鎖国していた江戸時代に西洋医学書の本格的な翻訳書『解体新書』(安永3年/1774年)、また、幕藩体制の基本理念として徳川幕府に採用された朱子学を批判する貝原益軒の『大疑録』(正徳3年/1713年成立・明和4年/1767年刊行)など、須原屋市兵衛は常に革新的で社会に影響を与える名著の出版に意欲的だった。
出版業を志す青年が、世を変える夢を語っている。応援したくないわけがないのだ。
蔦重は、吉原ブランディング企画を忘八連合の前でプレゼンした。
上様に女郎絵を献上するなんてべらぼうな発想だが、吉原の格が上がれば客層もよくなる、客層がよくなれば落ちる金も増える。豪儀な身請けもぼんぼん出るだろう。地本問屋がけっしてできない売り込み方法がこっそり明かされ、忘八連合も乗ってきた。
しかし、問題は献上本にふさわしい書籍にかかるコスト。ここで蔦重の提示した100両という金額に忘八全員がハイ解散になりかけるのに笑うし、半分の50両をポンと出す駿河屋市右衛門(高橋克実)に痺れるし。やるんじゃねえぞ貸付だと厳しいフリをしながらも、義理の息子が可愛くって仕方ない。今週も親父様のツンデレぶりが微笑ましい。
動き出した女郎絵企画。絵師は『一目千本・花すまい』で蔦重と組んでくれた北尾重政(橋本淳)と、当代随一の人気絵師・勝川春章(前野朋哉)!「『春章は女が描けねえ』なんて奴らもいるからよ」と女郎絵に張り切る。
この「女が描けない」という悪口には理由がある。
春章よりも先に登場した、多色摺りの錦絵創成期の巨匠・鈴木春信。春信調の美人画は、彼の没後も大衆と版元に求められた。春信風美人画とそれを継承する絵師が世に溢れるなかで、勝川春章は役者絵で独自の路線を開拓していく。
人形町の役者絵売り場で蔦重が「いいっすよね、役者が息をしているようで」と春章の絵を評したとおり、勝川春章はそれまでの画一的な表現から離れ、役者ごとの個性を描き出す写実的な役者絵を生み出して芝居ファンを大喜びさせた。推しそっくりの絵であれば、そりゃみんな喜ぶし買い求める。歌舞伎役者は男性ばかりなので、そうした役者絵人気をやっかんで「春章は女が描けない」という悪口が出たのだと思われる。もちろんそんなことはなく、今回の蔦重からの依頼作品のほかに多数の優雅な美人画、それも肉筆画が今に伝わる。
彼の弟子にはドラマ内で大きな活躍をするであろう絵師がいるので、今後のお楽しみだ。
蔦重が北尾重政と勝川春章を案内したのは、女郎たちの日常生活の場。昼見世が始まる前の自由時間、寛いでいる姿を絵師に見せた。役者絵を見たときの「役者してねえときの役者の絵を描いたっていいと思う」というアイデアからだ。現代でも芸能人のSNSに人気が集まるのは、舞台裏の姿に皆が魅力を感じるからではないだろうか。
次に売り込む女郎の絵本の取材と聞いて、自分には縁のない話だと目をそらす瀬川と、彼女に目にとめる蔦重。籬のそばで本を読む姿が美しい。
これは二人で見ていた夢
北尾重政と勝川春章による吉原絵本『青楼美人合姿鏡(せいろうびじんあわせ・すがたかがみ)』は完成し、将軍への献上本として田沼意次に届けられた。扇屋宇右衛門(山路和弘)、駿河屋市右衛門とともに訪れた蔦重を、意次は「お前、ありがた山か!」と覚えていた。意次の記憶力がよいのもあるだろうが、今や江戸で知らぬものはない実力者、老中田沼意次の前で地口でツルツル喋る者など、そうはいないからだろう。怖い者知らずで怖い。
年の暮れ、瀬川が吉原を出る日。忘八連合に『青楼美人合姿鏡』を配布し終わり、では今宵七ツ時(午後4時頃から日没間際まで)より作戦決行! 打ち合わせをして解散する。
ここで、蔦重から出来上がった本を瀬川に渡してくださいと頼まれて「忙しいから自分で渡してくれよ」と応える松葉屋半左衛門(正名僕蔵)が粋だ。しかも、「いいんですか」と蔦重に驚かれて「えっ? なんで駄目なの」。(楼主の俺がいいって言ってるんだからいいんだ)となるはずの台詞が「なんで駄目なの」となるところ、正名僕蔵が演じる松葉屋主人だなあと感心した。
自室で白無垢を前に佇む瀬川に、蔦重は『青楼美人合姿鏡』を餞別だと手渡す。
開いてみて驚く瀬川。「わっちも載せてくれたのかい? もう出て行くのに!」
瀬川「わっちの絵は、この世でこれきり。嬉しいもんだね……わっち、本を読んでんだね」
蔦重「それが一番お前らしい姿だと思ってよ」
客をもてなしている姿ではない、籬からの客引き姿でもない、花魁道中でもない。
女郎たちの四季折々の日常生活。女郎たちも生きている人間だと活き活きとした絵で伝えてくる。嬉し涙が瀬川の両目から零れる。蔦重は瀬川にも夢を語った。
吉原を女たちが救われる場所に。いい身請け話がごろごろあって、年季明けまで借金を背負う女なんて殆どいない。「馬鹿らしい、昼寝の夢みたいな話」。
蔦重「これは二人で見ていた夢じゃねえの?」「だから俺は、この夢から覚めるつもりは毛筋ほどもねえよ! お前と俺をつなぐのは、これしかねえからよ」
昼寝の夢みたいな……。本作『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』のサブタイトルは『金々先生栄花夢』が元となっている。こちらは、若者が粟餅が蒸しあがるまでの間に昼寝して見た夢という設定だ。
最初にサブタイトルを目にしたとき、江戸のメディア王としてのし上がる蔦重の野望を『金々先生栄花夢』になぞらえて、儚い夢としているのかと思ったのだ。それが苦界で育った幼馴染同士、けして叶えられない恋が昇華された後の、強い絆を表すものだなんて予想もしていなかった。泣いちゃうじゃないですか、こんなの。
史実では、蔦屋重三郎と五代目瀬川は、同時期に吉原にいたであろうことしかわかっていない。五代目瀬川の唯一の絵姿が、蔦屋重三郎が序文を書き出版した『青楼美人合姿鏡』に掲載されている。そしてそれが五代目瀬川が本を読んでいる姿である。たったこれだけの要素を組み合わせて、蔦重と瀬川の恋物語と、これから蔦重が生きる意味を創出したのだ。
最初で最後の絵姿だ!
夕暮れの吉原の花魁道中は豪奢な白無垢姿。五代目瀬川・仕舞いの外八文字は美しい足跡を仲ノ町通りに刻む。松葉屋の松の井(久保田紗友)、常盤木(椛島光)、嬉野(染谷知里)志津山(東野絢香)、勝山(平館真生)……『一目千本・華すまい』に登場した、各見世の花魁らも道中に花を添えた。
忘八も女将らも、女郎たちもみなそれぞれに思いを抱き、大門から旅立つ花魁の姿を見つめる。映像も音楽も効果音も一体となって素晴らしい演出だった。
通りの端まで進み、踵を返して大門に向かう瀬川の視線の先に、蔦重が待っている。待ってはいるが、その腕で瀬川を迎えることはない。瀬川も蔦重の胸に抱かれはしない。しかしふたりは魂と夢とで結ばれている。
大門前で振り返り、万感の思いを込めて、
瀬川「おさらばえ」。
あとに続く、吉原の女たちの夢を背負うという大役を果たして、蔦重の横を通り過ぎ、外八文字ではない歩みで、待っていた鳥山検校のもとへ。
その瞬間、蔦重の仕掛けが始まる。「東西東西ご注目! 今宵吉原が売りたるは、世にも稀なる女郎絵本! なんと瀬川が載ってる! 最初で最後の絵姿だ! ずらりと並んだ花魁たちも、もれなく載ってる!」
『青楼美人合姿鏡』と同時に、瀬川花魁道中に参加した女郎たちも一緒に見物客に売り込みをかける。瀬川最後の花魁道中に合わせてのプロモーション。このために蔦重は、大門前で仁王立ちでいることを許されたのか。忘八たちの言った通り、江戸市中の地本問屋たちには絶対にできない宣伝方法だ。
この場面、今週ははっきり映った尾美としのり。ツンツンワサビの亀菊(大塚萌香)に色っぽい目線をもらっている。
蔦重「嘘かまことか、上様もご覧になったという噂!」
献上しただけだから、ご覧になったとは言い切らないギリギリの宣伝作戦。忘八も女将も、次郎兵衛(中村蒼)も留四郎(水沢林太郎)も一緒になっての宣伝大作戦は大反響だ。
対して、大門の内側を振り返る鳥山検校。その顔は怒りを帯びているように見える。
ここからは、あくまでも想像だ。この五代目瀬川の身請けは、江戸中から見下され忌み嫌われる検校の彼にとって、まさに仰ぎ見られる機会だったのではないか。
1400両という空前絶後の身代金を出せる男。吉原イチの大見世から大名跡の花魁を請け出した男。彼はそれを名声と捉えており、賞賛を浴びる最高潮は、瀬川を大門外で迎える瞬間だったのでは。その声は『青楼美人合姿鏡』発表を受けてのどよめきに取って代わられた。蔦重は知らず知らずのうちに、鳥山検校の一世一代の高揚を台無しにした可能性がある。
また、五代目瀬川にとっても一世一代だった筈の瞬間に、絵本の宣伝が許された男……。検校は、蔦重と瀬川の特別な関係を感じ取っただろう。
さて『青楼美人合姿鏡』は江戸市中の噂をかっさらった。慌てる地本問屋たち。しかも書物問屋・須原屋が扱っていると聞いて鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)が「須原屋で!? ありえねえだろ」。書物問屋は、辞書や学術書など堅い書籍の出版・販売元である。格式のある書物問屋が地本問屋のようなエンタメ本を出すものか、と。ただし須原屋市兵衛は、平賀源内が福内鬼外の筆名で執筆した江戸言葉での初の浄瑠璃『神霊矢口渡』などの大衆向け書籍も刊行している。
西村屋「山崎屋(地本問屋、山崎金兵衛)と相板元(版元)で出しやがったんだよ! あいつ、あたしらの裏をかきやがったんだ!」
4話(記事はこちら)で西村屋は『雛形若菜初模様』を蔦重の耕書堂と相板元で出そうと持ち掛け、蔦重を騙した。それをやり返されたような格好で、ざまあみろという展開だ。が、鶴屋喜右衛門は、「ご心配なく。これは売れません」と、ほくそ笑む。それはなぜ?
大河べらぼうは連続ドラマ。次週への引きが大事なんでございます。ってなわけで、蔦重、次回は浄瑠璃の世界へ!
次週予告。
江戸の芝居小屋が出てきましたよ皆さん! 忘八らが分裂。裸で大門から放り出される男ふたり、なにごと? あっ、駿河屋女将・ふじ(飯島直子)が階段から落っこちてきた蔦重を気遣っている。ていうか蔦重、まだ階段から落とされるんだね。検校「もう花魁・瀬川ではない」やっぱりそうなるか。エレキテル登場!
11話が楽しみですね。
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NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』
公式ホームページ
脚本:森下佳子
制作統括:藤並英樹、石村将太
演出:大原拓、深川貴志、小谷高義、新田真三、大嶋慧介
出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、高橋克実、渡辺謙 他
プロデューサー:松田恭典、藤原敬久、積田有希
音楽:ジョン・グラム
語り:綾瀬はるか
*このレビューは、ドラマの設定をもとに記述しています。
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