からだ

美保純さんと中井美穂さんが医師に聞く。糖質をコントロールすればもう太らずにすみますか?

  • 撮影・青木和義 スタイリング・小泉美智子(美保さん) ヘア&メイク・HALU(美保さん)、冨永朋子(アルール/中井さん) 文・板倉ミキコ

血糖値上昇のブレーキ役になる、タンパク質と脂質は積極的に摂取。

「昆布だけにせず、代謝が上がる肉や魚を毎食100g加えてみてく ださい」(山田さん)

中井 タンパク質を摂ることで、体にはどんな影響があるのですか。

山田 タンパク質を食べるとエネルギー消費が上がります。また、50歳あたりから筋肉をつける力が落ちていくので、若い時より積極的に摂る必要があるんです。特に女性は不足しがち。一日に最低50〜60gのタンパク質を摂るのがオススメです。摂取したタンパク質が効果的に筋肉になるためにはこまめに摂ったほうが良いので、1食につき100g程度の肉や魚を摂るように。タンパク質約20g分です。

美保 けっこうな量。私、おでんの昆布だけを食べて体重を減らす、昆布ダイエットを定番にしていたんですけど、それじゃダメってことかな。

山田 はい。体重は減っても、筋肉量が減っただけなので、将来的には不健康な体になります。例えば、牛スジを100g加えるのはどうでしょう?

美保 そっちのほうが美味しそう! 次回からは絶対やってみる!

「タンパク質と脂の組み合わせだから、基本問題なし。衣の厚さに注意を」(山田さん)

山田 脂質もちゃんと摂ってください。タンパク質と油は、糖質を食べた時の血糖値上昇のブレーキ役にもなります。

中井 揚げ物もいいなんてうれしい。唐揚げとか餃子とか……?

美保 私も大好き! 美味しいもんね。

山田 揚げ物なら衣が薄いタイプにしてください。餃子なら大きさによりますが、糖質は1個で6gくらいです。

美保 餃子は20個くらい食べちゃうけど、これからは個数を考えますね。

「餃子の皮は小麦製品。だいたい1個で6gの糖質量と考えます。個数に配慮を」(山田さん)

中井 餃子とジャンルつながりで、私は焼きそばが大好きなんです。

山田 もともと糖質が高いメニューで、ソース味はさらに高糖質。麺自体を低糖質なものにするか、できるだけ具を多くして、量も控えめに。

「小皿にひと盛りで糖質約40g。できるだけ具を増やし、麺の量を減らして」(山田さん)
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