普段使いもよそ行き肌も、BBクリームのすすめ。
撮影・鈴木 宏 文・古屋美枝
BBクリームが1本あれば、様々なシーンに対応できます。
日焼け止め、下地、カラーコントロール、ファンデーションなど、いくつもの機能を備えているため、手軽にベースメイクができるBBクリーム。
「テクニックなしで肌を美しく見せることができるのが、一番の魅力。もともと、クリニックでのレーザーやピーリング治療後の肌のために開発されたものだけあって、カバー力や保護力に優れていることも特長です」
と、西山舞さん。そうはいっても、ファンデーションなしで肌悩みをカバーできる? どんなタイプを選べばいい?というBBクリーム初心者のクロワッサン倶楽部メンバー2人に、西山さんが使い方を指南してくれた。
「つけ方やつける位置によって、カバー力やツヤ感を調節できるので、複数のアイテムを使わずに、普段使いもよそ行き仕様のメイクも叶います。重ね塗りだけでシミやクマもカバーでき、『いかにも塗った感』がない、自然な美肌に。厚ぼったくならないタイプを選ぶのもポイント。最近は、軽くてのびのいい質感のものが多いので、一昔前のBBクリームしか知らない人は驚くはずです」(西山さん)
薄づきながら、目立つ肌荒れもしっかりカバー。
《林さんのお悩み》
●肌荒れによる赤み、凹凸
●乾燥小じわ
●メイク崩れ
数週間前に肌荒れしてしまい、頬などに赤みが残っていた、林とう子さん。
「隠すために、パウダリーファンデーションをひたすら厚塗りしています。また、ダンスのインストラクターという仕事柄、どうしてもメイクが崩れてしまいがちなのが悩みです」(林さん)
西山さんが教えてくれたのは、BBクリームでナチュラルながら確実に気になる部分をカバーする技。
「中指と薬指の腹から第二関節を使って塗ることで、薄くのび広がり、きちんと肌に密着します。肌荒れした部分には少量を重ねて」(西山さん)
普段はこれだけで充分だが、おしゃれをして出かけるときは、透明のフェイスパウダーをのせるのがおすすめだ。
「しっとりとした、上品な質感の肌になりますね。肌荒れの赤みもまったく気になりません」(林さん)