からだ

閉経後も活躍してくれる、男性ホルモンのこと、知っていますか?

これまで女性ホルモンの話をしてきましたが、注目すべきホルモンは他にもあります。それが、男性ホルモン。「え、女性なのに!?」と思ったら、まず、その誤解を解くことからスタート!
  • 撮影/黒川ひろみ

正しいのはどれ? 男性ホルモンのこと、知っていますか?

CHECK SHEET

□ 男性ホルモンは男性特有のもの
□ 女性に男性ホルモンがあるとオジサン化する
□ 男性ホルモンは精力アップのためのもの
□ 男性ホルモンが多いと攻撃的になる
□ 男性ホルモンが多いと毛髪に悪影響する

男性というイメージに惑わされないで
上の定義、どれもよく耳にすることでは? でも、実はいずれも正しいとはいえないことばかり。男性ホルモンは女性にもあり、オジサン化するというエビデンスはない。精力以外にもたくさんの働きがあり、社会性ホルモンとも呼ばれている。毛髪にも直接は作用しない。多くの誤解があることをこの機会に知っておこう。

〝男性〟〝女性〟というホルモンの名称が誤解を生んでいる

「女性に男性ホルモンの話をすると、『いや、私は女なので男性ホルモンなんてほとんどありませんよ』と否定する人がとても多いんです。女性ホルモンは女の人のもので、男性ホルモンは男の人のもの。女性なのに男性ホルモンがあるのは、むしろマイナスと思い込んでいるようですが、それは違います。女性にも男性ホルモンはあり、これをいうと皆、驚きますが、その分泌量は女性ホルモンよりも多いのです」

そう話すのは、男性ホルモンのエキスパートである辻村晃さん。先人がつけた〝男性〟〝女性〟というホルモンの名称が誤解のもとになったと説明。

「仮にホルモンA、ホルモンBという名称なら、どちらも等しく女性に必要なものとして意識したはずです。女性ホルモンは閉経で激減するのに対して、男性ホルモンはそれほど変化しないのがポイント。女性ホルモンがなくなったあとの体を助けてくれるのが男性ホルモンであり、決して無視できない存在です」

果たして、男性ホルモンは女性の体の中でどんな働きをするのでしょうか。

辻村 晃(つじむら・あきら)さん 

順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授。メンズヘルスクリニック東京医師。ニューヨーク大学研究員、大阪大学医学部准教授などを経て現職。男性ホルモンの臨床研究を進め、男性の更年期障害や不妊症などの治療に携わる。気さくな人柄で、わかりやすい説明はテレビや雑誌でもおなじみ。

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監修 辻村 晃(つじむら・あきら)

順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授。兵庫医科大学卒業後、大阪大学医学部泌尿器科学准教授などを経て現職。男性学(前立腺疾患、排尿障害、男性不妊症、性機能障害、男性更年期障害など)を専門としており、メンズヘルスクリニック東京では男性更年期専門外来を担当する。

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