ダイエットがなかなかうまくいかない人に共通しているのが、体温の低さ。
「体温と、エネルギーを消費する基礎代謝とは密接な関係にあるんです。体温が高い状態で維持されているほど、代謝エネルギーを消費できます。つまり太りにくい身体にしたいなら、冷え対策が必須なんです」(呼吸ヨガ®スペシャリスト・平賀きょう子さん)
ただ間違えやすいのは、激しいスポーツや強力な温めアイテムで、一時的に汗をかくほど体温を上げること。
「発汗と発熱は違います。自ら熱を発する身体を作るには、ウォーキングなど負担の少ない運動で筋肉をほどよくつけることが大切。同時に、血液循環を滞らせて冷えの原因となっている、むくみを解消することも必要です」
血流改善には、首、肩甲骨、足首、骨盤周りなどをまずほぐしてから、じんわりゆっくり温めるといい。
「そうすることで強張っていた身体が緩み、リラックス効果も得られます。特に末端の冷えは自律神経の乱れからくることが多く、最近は、ストレスが原因で冷えに悩んでいる人が多いように感じています」
そこで、自律神経を整えること、冷えやすい部位を温め、ほぐすことなど、平賀さんの指摘をふまえ、手軽に使えるアイテムを編集部が提案。実践しやすい“温めの知恵”を取り入れよう。