いつもの歩幅を1cm伸ばして、一生歩ける体を作ろう
いつも何げなく歩いているのをちょっと意識するだけで、どんないいことが起きる?一生自分の足で歩くための、今日から始める新習慣。
撮影・小川朋央 スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・大谷亮治 モデル・三村あみ イラストレーション・浅妻健司 構成&文・堀越和幸
普段は気づかないけれど、年を重ねるごとに歩幅は狭くなっていく。
「股関節の可動域の問題もありますが、“足角(そっかく)”と呼ばれる足を踏み出す際の角度や、“足幅(そくふく)”と呼ばれる足と足の間の距離は加齢とともに広がるので、その分、一歩が小さくなるのです」(下イラスト)
と語るのはトレーナーの齊藤邦秀さん。そんな足元の老化を食い止めて、いつまでも自分の足で歩くためには今から意識的に足を運ぶことが大切だ。
「プラス1cmでいいので、そんなイメージで積極的に歩いてみましょう」
たかだか1cmと言うなかれ。チリも積もれば山で、毎日続けることができればやがてそれが大きな財産となる。同じ歩数を歩いても距離が伸びる、すると運動量が自ずと増え、脂肪燃焼効果や代謝効果が上がる。そして……。
「何より、歩くときの歩幅がしっかりある人は若々しく見えますよね」
無理に大股になるのではなく、自分なりのストライドで颯爽と歩く。そのためには、まずは姿勢が大切だ。
「紹介する4項目のエクササイズをぜひ試してみてください。いつもの歩きが見違えるはずです」
つま先からつま先が歩幅。
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