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お清めの雨に洗われて。【編集部こぼれ話】

12月25日発売の『クロワッサン』1108号「開運の心得。」特集号のこぼれ話をお届けします。

いよいよ年末。春はWBCに沸き、夏はバスケットボールで盛り上がり、秋はラグビーに熱狂した2023年。スポーツ(観戦)好きにはたまらない1年でした。

さて、来年はいったいどんな年になる? どう生きればいい? そのヒントを探るべく、年末恒例の『開運』特集では、今年もスピリチュアリスト・江原啓之さんを訪ねました。

江原さんが暮らす『昌清庵』は、海と山に囲まれたサンクチュアリ、熱海の地にあります。江原さんのメッセージとともに、熱海の森の気持ちいい木漏れ日や、光り輝く海の写真を構成して、清らかなページを作れたらいいなあと妄想していました。

となると、撮影当日の太陽マスト、秋晴れ必須。10日ほど前から天気予報とにらめっこです。当初は全く問題なかった長期予報。そのうちに撮影日の1日だけに、雲マークがつき、傘マークがつき、そのうち強風マークまでついちゃったりして、最終的には大嵐の予報になりました。

よりによってなぜこの日に……。悪天候を晴れさせるのも編集者の力量と言われて育った昭和生まれ。自分の力不足を嘆きつつ、「いや、江原さんのパワーをもってすればきっと晴れるに違いない」と不思議な安心感をもって豪雨の中を熱海に向け出発しました。

かくして、その後も雨脚は弱まったものの、傘は必須の空模様。しかし、しかし、この雨が結果「恵みの雨」となりました。

雨粒を抱いた椿は凛として瑞々しく、雨に洗われた竹林は深呼吸したくなる清々しさ。

撮影が始まり、テストをのぞき込む度に「雨でむしろ良かったかも!」とスタッフのテンションは静かに上がっていきました。

最初から、雨空にも動じなかった江原さんがひと言、「これは浄化の雨ですね」……。

そうか、むしろ神様がお清めの雨を降らせてくれたんだ! と深く納得。

パワースポットとして有名な『熱海 来宮神社』の大楠でもしっかり雨でした。

聞けば、今年で3回目となる年末恒例の江原さん取材、これまでもずっと「雨」だったのだとか。そして帰る頃にパーッと青空が広がる、というのがお約束だそう。

確かに私たちも撮影終了後には日が差し、まぶしい熱海の海を見ながら帰路につきました。いっそ、これこそ何かの啓示? ありがたく空を見上げて、今年も無事に終えられることに感謝した一日でした。

雨に濡れた草木の美しさ、江原さんのメッセージはぜひ本誌をご覧ください。
(編集T)

12月25日発売の『クロワッサン』最新号は「開運の心得。」

働き方、暮らす場所、生き方にすら影響を与えたコロナ禍が、一応の収束を見せた2023年。2024年から新たな気持ちで仕切り直しを、と考えている人も多いのではないでしょうか。

世界情勢、環境問題、日本の行く末……、まだまだ心配は尽きないけれど、心だけは上向きに、より良く1年を生きていくためのヒントを集めました。

この一冊を参考に、晴れやかで清々しい1年に。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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