からだ

その白髪、黒くできます!?白髪ケアが変わってきた。

髪悩みに取り組むヘアケア技術や医療、サービスは日進月歩。
髪が変われば印象も変わる。ミドルエイジのヘアを楽しむために知っておきたいこと。
  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・牛久保雅美 文・熊坂麻美
色素幹細胞が毛乳頭に移動して色素細胞(メラノサイト)に分化し、メラニンを生成。それが毛母細胞に供給されて黒髪が生成される。

白髪ケア=白髪染め。その常識が変わるかもしれない。美容ジャーナリストで毛髪診断士の伊熊奈美さんによると、ここ数年で抗白髪成分の研究が各社で進み、白髪にアプローチする美容液やサプリメントなどの製品化に続々とつながっているという。

「毛髪が白髪になってしまう仕組みに対し、各社がそれぞれの成分とアプローチで研究成果を発表しています。ただ、現状ではどの研究でも共通して有効なのは、メラニンを作る色素幹細胞が生きている毛髪に限定されます」

30代から50代前半くらいで白髪の割合が少ない人ほど試す価値はあると、伊熊さんは話す。

「すべてを黒髪に戻せなくても、白髪を減らして白髪染めの頻度を下げるだけでも頭皮や髪の負担が軽減できます。今後さらに研究が盛り上がり、染める以外のケアとして主流になっていきそうです」

ボズレー ブラックプラスエッセンス

60ml 3,036円(ネイチャーラボ TEL.0120・112・285)

髪の潤いをサポートする世界初の「ブラックリバース処方」配合。濃密なエッセンスがすっとなじむスプレー式美容液。「この成分は今の白髪ケア研究の先駆け的存在です」(伊熊さん)。

デミドゥ スカルプエッセンス ブラックロジスト(右)デミドゥ サプリメント ブラックロジスト(左)

エッセンス 80ml 4,400円、サプリメント 90粒 5,400円(デミ コスメティクス TEL.0120・68・7968)

メラニンが毛髪に供給されるまでの3つの段階に着目し、それぞれに適した成分で黒髪生成へアプローチ。サプリにはポリアミン、チロシンやビオチンなど白髪に働きかける成分を贅沢に配合。

伊熊奈美

伊熊奈美 さん (いくま・なみ)

美容ジャーナリスト

毛髪科学やヘアケアの知見を生かし、雑誌や新聞などの記事を編集、執筆、監修する。著書に『脱白髪染めのはじめかた』(グラフィック社)などがある。

『クロワッサン』1100号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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