髪を明るくするファッションカラーでは白髪がイマイチ目立つ。自分は白髪染めを使ったほうがいいのか、ファッションカラーでいいのか。そもそも、そのふたつの違いとは?
「どちらも、染める成分は酸化染料を使い、配合できる成分や量の上限は同じ。その中でも白髪をしっかり染める白髪用、いわゆる白髪染めは、髪を明るくする脱色力より、染毛力が強い製品設計で、白髪をしっかり染めて明るくする力を抑えている商品が多い。一方でファッションカラーは、黒髪を明るく脱色しながら、選んだ色味を髪にプラスするので、髪全体は思った色になりますが、白髪の染毛力は弱いのです」(花王 ヘアケア研究所室長・野尻昌良さん)
さらに市販の白髪染めには、泡タイプ、クリームタイプなどがある。
「サロンで白髪染めをしながら、ホームケアを併用する方も多いですね。根元の白髪が伸びた部分をリタッチするには、やはりピンポイントに塗りやすいクリームタイプが便利」(uka東京ミッドタウン六本木店 ヘアカラーリスト・中田巧樹さん)
もみこんで染める泡タイプは髪全体を染める際に使いやすい。目的にあわせ、使い分けてみよう。