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【君島十和子さん】骨量をキープする食事と運動で、年齢に負けない美しさ、若さを。

  • 文・長谷川未緒 イラストレーション・黒川ひろみ
君島十和子(きみじま・とわこ)さん●美容家。1966年生まれ。「FT C」クリエイティブディレクターとして化粧品開発を行うほか、メディアで活躍。SNSでの飾らない人柄も大好評。最新刊に『アラ還十和子』(講談社)。

「更年期を迎え、美と健康の観点から、骨密度の低下に危機感を覚えるようになりました」

そう語るのは、美容家で実業家の君島十和子さんだ。
毎年の人間ドックで骨粗鬆症の検査を受けていて、今のところ問題はないものの、今後はリスクがあると指摘されている。

「女性ホルモンの分泌が減少しているので、カルシウムも吸収されにくくなっています。
カルシウム不足で骨密度が低下すると、骨折ももちろん怖いのですが、顔の骨がやせ衰え、脂肪や筋肉を支えきれなくなります。
目が落ちくぼみ、こめかみが凹んで、おでこが骨張ってくる“老け顔”に直結してしまうんです」

顔の骨ヤセ対策で長いこれからを健やかに。

骨ケアのために大切なカルシウムは、三度の食事で摂るように。必要な栄養を吸収できるよう、腸活も積極的に行っている。ヨーグルト、丸ごと食べられる小魚、納豆、豆乳などは食卓への登場頻度が高い。また、骨の生成に欠かせないビタミンC・D、さらに、毛細血管のケアのサプリメントを日々摂っているのだそう。

ジョグ&ウォークは近所の公園で、30〜40分ほど行っている。忙しくてできない日が続くと、筋肉の衰えを感じるのだそう。

「体全体の血管のうち、99%は毛細血管で、骨の中にもあります。毛細血管がきちんと働いてくれないと、いくら栄養を摂ってもすみずみまで届かないので、毛細血管ケアは最重要課題だと思っています」

ある日の朝食は、タンパク質が摂れる魚の干物をメインに、発酵食品の納豆、味噌汁も。腸活料理はSNSでも評判。

運動は週に1回のパーソナルトレーニングと、週に3回程度のジョグ&ウォークが中心。

トレーニングでは筋トレに加え、股関節、胸郭、膝、足首などの関節の柔軟性を高めるストレッチも。関節の硬化により可動域が狭まると、姿勢が老けて見えるし、けがや骨折の一因にもなるからだ。

ジョグ&ウォークは、ウォーキングをする際、歩くスピードのまま、走る動きを加えたもの。はねることで踵に振動が加わるため、骨の代謝促進を期待している。

愛用のサプリメント。毛細血管ケア用は自社の「FTCブライトチャージ」(写真中央)。120粒1万3500円(FTCカスタマーセンター TEL.0120・35・1085)

「今年57歳、子育ても一段落し、還暦も目の前です。車からの乗り降りがスムーズじゃなくなったりと、老化を自覚することもありますが、これからの人生、まだ長いんですよね。アラ還世代、諦めた瞬間の落ち方、回復力の頼りなさを実感しているからこそ、日々のケアをしっかり続けていきたいと思っています」

体のマッサージ用オイルは気分に合わせて選ぶのが、飽きずに続ける工夫。

『クロワッサン』1094号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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