物を減らして、年齢を重ねても暮らしやすく──適切なサイズの暮らしを実現するために、今からできること
撮影・松村隆史 イラストレーション・波田佳子 文・黒澤 彩
物を減らす
物量を現在の半分にすることを目標に
子どもたちの独立をきっかけに、夫と2人の老後に備えて一軒家からマンションに転居。物を大量に処分したという中山真由美さん。
「人生の最後は、みかん箱1つ分の持ち物だけにするのが私の理想。今回、引っ越しに際して家のものを思い切って減らしたことで、暮らしがぐっと快適になりました」
物を減らすにも体力が必要なので、ぜひ早いうちにとアドバイス。中山さんが実践した、段取りと判断基準を参考にしよう。
STEP 1
食品・日用品
感情を抱かずに処分できる「消えもの」から始めよう
いただきものも多く、溜まりがちな食品や日用品。もったいない気がしても不要なら処分を。一度整理すれば管理がしやすくなる。
食品
賞味期限が切れているもの、食べられるけれど食べたくないものは処分。
日用品・消耗品
日常的に使っているものだけを残す。ストックは必ず使うもの1つまでに。
食器
来客用と普段使いとを分けて選別。家族が減れば大皿は不要と割り切る。
調理道具
重い鋳物鍋を諦め、軽くて使いやすい鍋に統一。ブランドに執着しない!
STEP 2
衣類・タオル・寝具類
クローゼットの7割まで減らすのを目標に
1年間一度も着なかった服、なぜか似合わなくなった服から手放していく。下着やタオルは数を決めて、買い足さず買い替えを。
洋服
ラックに掛ける位置で着ている服と着ない服を分けると選別しやすい。
靴下
タイプごとに3足ずつ。ボロボロになるので1シーズンで処分し翌年新調。
タオル
バスタオルとフェイスタオルを人数×2セット。使い捨てタオルも活用。
寝具
収納場所を取るので1人1セットのみ。来客用は処分し、レンタルを利用。
STEP 3
思い出のもの
最大の難所はここ! コンパクトに残す工夫も
「これだけは」というものを選んで残すのだが、作業はなかなか大変で時間もかかる。1人で悩まずに家族と相談しながら進めよう。
子どものもの
本人の希望を聞きながら1人1つの思い出ボックスに入る分だけを残す。
アルバム
年ごとに1冊の薄いファイルに収める。昔の厚いアルバムは台紙ごと切る。
趣味のもの
かつての趣味用品は、あまり精査せずに一括処分する。今の趣味に注力。
STEP 4
捨て方に悩むもの
プロの手を借りないと適正に処分できないものも
片づけの途中で「これはどうすれば?」というものが必ず出てくる。業者に引き取ってもらうものなどは、後でまとめて処分を。
収納グッズ
物量が減れば、収納グッズは自然と余る。傷んでいるものも買い替えて。
家具・家電
まとめて業者に引き取ってもらう。パソコンは専門業者でデータ消去を。
捨て方が難しいもの
マニキュア、植木の土、中身の入ったスプレー缶など。自治体に要確認。
『クロワッサン』1167号より
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